師匠?
2014/11/12 安田 和弘
幼いころ家族団らんでTVなどを見ていると両親が「いやー!この人、年いかはったなぁ(年取られたなあ)」とか
「いや!この人亡くなりはったんやて!!」などという話を良く耳にしました。
そのころは亡くなった方の若いころどころか誰なのかもわからずでしたが、ココ近年はミュージシャンにせよ
作家にせよ、同世代に生きてきたかたの訃報などを良く目にするようになりました。
若いころから読み漁った「カーグラフィック」誌の初代編集長である小林彰太郎さんも昨年お亡くなりになりましたが、
先週は自動車評論家の徳大寺有恒さんが鬼籍に入られました。
元、メーカーのテストドライバーで伝説の日本グランプリなどにも出場。
丁度私がこの世界に入ったころにはベストセラー「間違いだらけのクルマ選び」が版を重ねていた
絶頂期。この方の一味違った自動車評論をいつも愛読しておりました。
「間違いだらけの。。」執筆時にはあまりに辛口な批評をするので各メーカーに名前を明かせず、
出来るだけタイソウな名前に。。とこのペンネームとなったそうです。
私がお客様にご説明する輸入車の魅力についてはこの方の受け売りが今でも沢山あります。
いわば師匠。
「ジャグァー」「マゼラッティー」こんな彼独自のメーカー名の呼び名も私の中に入り込んでおります。
ご冥福をお祈りします。
最近、先のことを良く考える豊中店の安田でした。