起こってからでは遅い
2007/05/09 氏田 裕吉
5月5日のこどもの日に、豊中店の近くにある「エキスポランド」
でジェットコースター事故がありました。
みなさんもニュースなどでご存知の事故です。
この「風神雷神?」はエキスポランドに行くと必ず乗る人気の
アトラクションで、私も学生時代に乗ったことがあります。
ずさんな点検による事故の可能性が高いようで、企業としての
責任も問われてくることでしょう。
また、ニュース番組を見ていると、福井県にある施設はなんと
11年間も定期点検を実施をしていなかったようです。
なんともあきれた話です。
こんな事件が起こることによって、ニュースなどに取り上げられ、
注目されることにより、関連団体、国によるきちっとした法整備
が始まるのでしょう。
最近起こっている事件を見ていると、何かが起こってからの対応
がとても多いように思えます。
何かが起こる前に、手を打つことができることが重要なことだと
改めて感じます。
「エキスポランド」で働いていた人たちの中で、点検の実施時期、
内容など疑問に持てていたのか? 上の人たちに、「安全」を
最優先する方針を徹底させていたのか?
まさに、企業の倫理観、その会社の持つ風土が、そこに集う人
たちの行動を決めており、大事なことなのです。
会社の持つ風土は簡単には育たないのですが、それを育てるの
も経営者の仕事です。
「起こってしまったからしょうがない」と考えれるほど、今の世の中
は甘くないことを肝に銘じておく必要がありそうです。
多くの企業がなくなっていったのですから。
「笑顔」があれば何でもできる。 明日からもがんばっていきましょう。
氏田 裕吉