4 Rings
2014/10/17 尾崎 由典
こんにちは尾崎です。
豊中試乗会も近づいて来ました。
試乗会の日程は10/25、26日です。
その中にAudiのお車も有ります。
Audiと言えば、今やドイツ御三家のプレミアム・ブランドの一つ。
シングルフレームに、4つの輪っかがオリンピックのマークのように連なったのが特徴的なエンブレムです。
その起源を辿れば、アウグスト・ホルヒと言う人物が大きく関わっています。
ホルヒは、メカニックとして腕を買われメルセデスのメカニックとして働き始め、やがてメルセデスの工場長にまでなります。
その後、独立の話を持ちかけられ、「ホルヒ」という会社を起こします。
整備工場から始まり、車の制作も次第に始めます。「ホルヒ」の市販車は当時、順調に売れていくのですが、妥協しないホルヒの車作りはコストが非常に高くつきました。そして経営陣の役員達との間に亀裂が入り、なんと「ホルヒ」を追い出されてしまいます。
そこでへこたれないのが、後世に名を残す偉人達のすごいところ。
間もなくして、「Audi」を立ち上げます。
名前の由来は本当かは知らないですが、ディーラーのホームページにも載っているので確かでしょう。
「ホルヒ」→ドイツ語で「聞きなさい」という意味らしく。
「Audi」→も同じく、ラテン語で「聞きなさい」という意味。
なんとも凄い反骨精神。俺の話聞けって事なのですかね??
しかし世界恐慌真っ只中、経営不振に陥ります。
そこで、「DKW」と統合します。
その後、偶然なのか狙いだったのかは知りませんが、自分を追い出した「ホルヒ」と、「ヴァンダラー」とも統合します。
そして4社が統合した会社「アウトニオン」を設立して、なんとか不況を乗り切るのです。
「アウトニオン」は「AUTO UNION」→「自動車連合」
その後、メルセデスの傘下に入り、またVWの傘下になり時代を手を取り合って、凌いできたAUDI。
あのエンブレムは、4社が統合して出来た印。右から「アウディ」「DKW」「ホルヒ」「ヴァンダラー」となります。
手を取り合って、団結すればどんな苦難だって乗り越えられると教えてくれているみたいですね。
そんな歴史が詰まっいて、またアウグスト・ホルヒの想いが脈々と受け継がれているAUDIの車に乗ってみられてはいかがでしょうか?
以上、尾崎でした。