「ビートルフリーク」
2009/05/27 未分類
先日、古いお客様からの電話に昔話に花が咲き、
ついつい用件を忘れ長話をしてしまいました。
私が入社して間もないころ、
当時はお客様のお相手と掃除しか
することがありませんでしたから、
仕事といえば洗車だったのですが、
ある日、免許取立ての同世代の女性が
ご紹介者の方と一緒に来店され、
作業着の私にむかって、
「免許を取ったら赤いVWビートルに乗りたかったんです」
、、、と、そこで商談が始まったのですが、
しかし、ポルシェでもオートマ・パワステがつく現在とは違い、
そのころのVWビートルは女性オーナーなど珍しく、
運転や構造の違い、デメリットなどを説明するのですが、
頑として聞き入れてもらえず、結局、赤の1303Sを
購入されたのでした。
あれから20数年が経ち、現在○○才になられたそうですが、
その間の車歴はというと、あのときの赤いビートルと、
その次の現在もお使いの黄色いビートルの2台だけ!!
当時も現在も車のことなど何もわからないそうですが、
少し前まで遠方でも高速でも、平気でこの車歴30数年のビートルを
いくつものトラブルに見舞われながら使っていたそうです。
それにしても長年のビートルとの一体感というのは恐ろしいもので、
「そろそろ疲れてきたようだから休ませてやろう」
というタイミングを逸すると途端にその先で機嫌が悪くなるらしく、
そのあたりが判るようになってからは、
「自分も車も小休止」
を心がけているそうです。
ただただビートルが好きで、そばに置いておきたいだけ。
本物の「ビートルフリーク」です。
こんな話を聞いて、
やっぱり車っていいもんやな、、、と、
改めて思いました。