白や赤よりもっと大変な事を国はやってる!
2007/10/23 ニュース
植田さんの心のこもったメッセージで
白い恋人 や 赤福 の事が書かれてます。
然るに所詮、賞味期限、、、、、、
私の共感できる数少ない政治家
山ノ井和則さん(民主党・衆議院議員 )
http://www.yamanoi.net/
http://www.ujita.co.jp/Tai05.htmから
のメルマガ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000034164/
を見て、驚く事を行政が国がやっている事を知りました。
消えた年金問題、
社会保険料の着服はじめ、
国の機関である行政担当のやってる事も
もっとメデアとして、しっかり報道すべき事を痛感しました。
以下は山ノ井氏のメルマガから、、、、
やまのい和則の
「国政に福祉の風を!」
– Yamanoi Kazunori Mail Magazine –
第1017号(2007/10/22)
。★〃。☆〃。☆〃。★〃。★〃。☆〃。☆〃。★
「厚生労働省の存在意義が問われる」
−薬害肝炎感染者418人に対して、連絡もせずに放置ー
メールマガジンの読者の皆さん、こんにちは。
今日は始発の新幹線で国会に行き、いま、京都での年金の
講演のために新幹線で戻っています。その後、また、
東京に戻り、会議があります。京都、東京を1往復半です。
さて、今日は正午から1時間、緊急で民主党の肝炎対策本部の
会合を開きました。今までメールマガジンで書いたように、
厚生労働省は418人のフィブリノゲンという血液製剤(止血剤)
により肝炎に感染した患者のリストを2002年に持ちながら、
患者に一切、告知をしてきませんでした。
その理由を、先週火曜日の福山哲郎参議院議員の質問に対して、
舛添大臣は、
「患者の個人が特定できなかったので、患者に告知できなかった」
と答弁していました。
しかし、先週、何度も私たちが厚生労働省に要望・抗議し、
金曜日、菅直人民主党代表代行を先頭に、舛添大臣に抗議をしたところ、
5年間、見つからなかったファイルが、突如、厚生労働省の
地下三階の倉庫から発見されました。
その中には、418人の患者のうち、163人分の実名や
イニシャルの入った資料が見つかったのです。
つまり、厚生労働省は「資料がない」と言って、
舛添大臣に先週火曜日にウソの答弁をさせたのです。
今日の会合で、私が厚生労働省の担当者に、
「なぜ、急にファイルが出てきたのか?」と、聞いたところ、
「急に、担当者が思い出した」とのこと。
菅さんは、
「そんなはずがないじゃないか。意図的に隠していたんだろう」と発言。
私が、厚生労働省の担当者に、
「今まで隠していたのは、あまりにもむごい。
このような実名やイニシャルの入った感染患者リストを見たら、
この方々に、一日も早く、感染の事実を知らせてあげないとダメだ、
と思いませんか?
もし、皆さんのご家族が肝炎に感染されたら、
すぐに教えてあげませんか。肝炎は、早期ならインターフェロン治療などで
治る可能性がありますが、手遅れになると、肝臓ガンになったりして、
命を落とすではないか。なぜ、告知しなかったのか?」
と言いました。
厚生労働省の担当者は、
「当時の事情は、いま、調査中なので、調べてみないとわかりません」
と繰り返すばかり。
傍聴席でこのやりとりを聞いておられた肝炎患者の方々は、
悔しさと悲しさで、ボロボロと涙を流しておられました。
さらに、いま、最新情報が入りました。
この製剤を製造販売した三菱ウエルファーマは、感染患者418人中、
197名の実名を把握、170名のイニシャルを把握していたと発表しました。
私たち民主党の強い抗議を受けて、舛添大臣が会社の社長を
厚生労働省に呼んで、聞いた数字です。
それにしてもあんまりです。
企業は、感染患者の名前やイニシャルがわかりながら、
患者には一切、企業としては、告知をしていない。
さらに、悪質なのは厚生労働省。
国民の命と健康を守る役所でありながら、
企業に対して、「患者に告知するように」という指示を
ひとつも出していない。
、、、、、
、
私も国会議員になって8年。
厚生労働省とは数多くの論争をしてきましたが、
これほどショックを受けたのは初めてです。
つまり、厚生労働省は、
肝炎に感染した患者を救おうとしなかったばかりか、
企業にひと言言えば、感染の告知をできたにもかかわらず、
一切せず、放置し、企業と一緒になって、薬害肝炎の感染を
隠してきたのです。
消えた年金と近いものがあります。
消えた年金5000万件も民主党の指摘で初めて、
問題になりました。
消えた年金も「申請主義」の壁があり、
年金受給者が「おかしい」と社会保険事務所に問い合わせない限り、
社会保険事務所からは「あなたの年金記録が消えてますよ」
とは教えてくれません。
しかし、肝炎はさらに深刻。
手遅れになれば、命を落とす問題です。
にもかかわらず、厚生労働省は、病院に対して、
「肝炎感染患者から問い合わせがあれば、適切に対応するように」
という形だけの要請文を出しただけで、自らは一切、
患者の命を守る行動をせず、放置してきたのです。
一例を言えば、この418人のリストのうちの一人の
大阪高裁で裁判を争っている原告の一人A子さん(40歳代)は、
今では肝炎が悪化し、肝硬変になり、命が危ない状況になっています。
しかし、もし、五年前に告知して十分な治療を受けることができれば、
そこまで悪化していないのです。そして、この肝炎が原因で体調が悪化
し、十分な子育てもできず、離婚せざるを得なくなりました。
そして、今は一人暮らしで入退院を繰り返し、経済的な理由で
インターフェロン治療もできないのです。
おまけに、もっと恐ろしいことに、
大阪の薬害肝炎訴訟において、こともあろうに、
企業側は、418人のリストの中に、原告A子さんが入っていることを
知りながら、裁判では、
「A子さんがフィブリノゲンを使用した証拠はない」と否定し続け、
今回、情報公開請求によって、しぶしぶ、原告A子さんが418人のリストに
含まれていることを認めました。
さらに、驚くべきことに、厚生労働省も今年9月まで、企業とグルになって、
「原告A子さんは、フィブリノゲンを使用した証拠はない」と、
反論してきました。
もっとあきれたのは、その厚生労働省の裁判の担当者に対して、
私が、「企業に『418人のリストの中にA子さんは入ってないですか?』
とひと言聞けば、A子さんが、418人のリストの中にあり、
フィブリノゲンで肝炎に感染したことは、すぐわかるではないか。
にもかかわらず、なぜ、国は企業と一緒になって、A子さんの
フィブリノゲン使用を否定し続けたのか。そのために、訴訟は長引き、
A子さんは肝硬変まで悪化してしまったではないか。
申し訳ないとは思わないのですか?」と言ったところ、
その担当者は、
「裁判では原告がフィブリノゲン使用を証明するのが当たり前」
と反論しました。
私は、「そうじゃない。真実は1つだ。
A子さんがフィブリノゲンを使用しているかどうか、
なぜ、ひと言でも企業に聞かなかったのか。訴訟の勝ち負けじゃなく、
なぜ、真実を国は知ろうと努力しなかったのか?」と言いましたが、
担当者は、「訴訟ですから」とひと言。
私は、日本の国が、いや、厚生労働省が、
薬害肝炎の感染患者の命を守ることは全く関心がなく、
いや、それ以上に、フィブリノゲンで感染した多くの患者のことを
隠そう、隠そう、としていることに背筋が寒くなる衝撃を覚えました。
以上、書きたいことは山ほどありますが、
B型・C型肝炎患者は350万人もいます。そして、毎日120人が肝臓ガンや
肝硬変になって亡くなっています。そして、その氷山の一角である
418人のリストの患者の多くが、まだ自分の感染を告知されず、
症状が悪化したり、最悪の場合には、お亡くなりになってしまったかも
しれません。
緊急に患者さんに告知し、最善の治療を提供できるように、精一杯頑張ります。
「厚生労働省の存在意義が問われる」「国は肝炎患者を見殺しにするのか」
という患者の方々の悲鳴は、厚生労働省に向けてだけでなく、私たち国会議員
に対しても向けられているものと、心して、取り組みます。
以上で、メールマガジン終わります。
以下、菅さんの先週木曜日の記者会見を巻末につけます。山井和則
■薬害肝炎問題をめぐる国の対応について
【菅直人代表代行】一昨日の参議院における予算委員会で、わが党の福山議員から
C型肝炎に関して大変驚くべきといいましょうか、私にとっては本当に思いが
深い、「またやったのか」というようなとても考えられない事態が明らかに
なりました。当時のミドリ十字、これは薬害エイズのときと同じ会社であり
ますが現在は名前が三菱ウェルファーマという名前になっておりますが、
その会社が作ったフィブリノゲンという血液製剤を使ってC型肝炎にかかった方
がかなりおられますが、実は厚生省がいまから5年前にそういうことを改めて調査
したときに、こういう人が血液製剤を使って感染している可能性があるという
報告がメーカーからすでに届いていた。しかしそれを届けた薬メーカーも、
またそれを受け取った厚生省もあなたが使った薬によって場合によっては
C型肝炎に感染しているかもしれないので検査を受けて場合によっては治療
を受けたほうがいいという指摘を一切していない。つまり感染している可能性がかな
り高い人がわかっていながら、まったく何もせずに放置してきたという問題が明らか
になりました。実際私が厚生大臣時代の薬害エイズのときにも、当初は同じミドリ十
字の血液製剤をどこの病院が使っていたかということを隠しに隠していたが、全部発
表しろと言いまして、しだいに表に出る中でより被害の実態もわかってきてそれに対
する対策も打たれました。その教訓が残念ながらこの間まったく生かされてこなかっ
たというのが改めて明らかになりました。舛添大臣はそれに対して多少は問題があっ
たようだということは言われていますが、そういう中途半端なことではなくて、少な
くとも把握している感染の可能性が高い当時の患者に対してきちんと事実を伝え、そ
れに対して検査をしてもらい、場合によっては治療を進めていく。わが党はこの治療
に対しても治療費で1万円を超える部分を公費で助成しようという法案を出している
のはご承知だと思いますが、そういう手当てをきちんとそれに合わせてやるべきでは
ないかと思います。
薬害エイズのときにもいろいろな問題が最終的に出ました。いわゆる業務上過失致死
つまり危険性がわかっていながら更に当時そうした薬を使った医者に対して刑事罰の
対象になったことがありますが、今回いわば感染の可能性が高いという事実を知りな
がら事実を放置したということは、たとえばそれによって命を落としている人がいた
とすれば、その責任は単に民事上の責任だけではない刑事上の責任をも十分に対象に
なり得る事態だと考えています。今日はこの問題で家西議員と一緒に中心的メンバー
になっている山井議員にも同席していただいているので、のちほど若干の補足も含め
てご質問があればお聞きしていただきたいと思っています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆やまのい和則の「国政に福祉の風を!」☆
(2007/10/22 読者数 524 [同内容のメルマガ合計 4086])
ご意見・ご質問・ご感想はこちら:yamanoi@yamanoi.net
ホームページもご覧ください:http://www.yamanoi.net
———————————————–
メールマガジンの原稿を転載し、福祉を良くする運動の輪を
広げていくためにも、このメールマガジンの転載は大歓迎です。
必要な場合はご一報頂ければ幸いです。
Copyright(C)2000 Yamanoi Kazunori All rights reserved.
=================================================
◎やまのい和則の「国政に福祉の風を!」
のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000034164/