父、菊次郎
2007/07/28 文化、芸術
前にも書きましたが、今
『菊次郎とさき』の第三弾にはまってます。
録画取りしておいた
第2回 「 罪と罰 」を見ました。
簡単に解説すると
小学生タケシ(ビートたけし)はおもちゃが買いたくてあることを企む。
雨の日に、学校で腹痛を装って、保健室に行き、ぬけだす。
そして、家に帰って箪笥からお金をくすめる。
そのお金でおもちゃを買い家の庭に埋めて隠す。
何故、雨の日に計画したのか?
それは、雨だとペンキ職人の父、菊次郎が自宅に居るからだ。
ひどい話で、
そんな日に無くなったお金は父親が疑われるのを思っての事で、
濡れ衣を着せる計画なのだ。
案の定、事件発覚。
皆は菊次郎を疑うが、
本人はガンとして認めない(普通人なら当たり前)
ここらが普通の家庭とは違うところだ。
結果、菊次郎と さき は揉めまくるが、
悪いことは出来ないもので、
やがて意外な展開からタケシが犯人とばれてきそうになる。
ここで、タケシは先に、父、菊次郎に白状し謝る。
すると、父は怒るどころか、
「俺に任せろ」と言い出す。
かくして、菊次郎が家族みんなに
「自分が盗んだ、嘘を言ってすまなかった。」と謝り
タケシをかばう、、、、、、、、
しかし時間と共にやがてそれも全て さき にばれ、、、、、
という様な筋書きです。
変な話と思われるかも知れませんが、
見ていて、、、
何かしら菊次郎の父親像を感じさせるストーリーでした。
実はそんなことが私にも
それは、、、、、、、、
私の父親、寅吉もメカニック(昔の呼び名は修理工、整備士かな?)
ある意味、職人の世界の人でした。
勉強なんか出来なくてもいい、学校も出て無くてもいい
学校出(?)を使えばいい??(変な表現ですいません)
男は手に職を付けろ!
とにかく自分の力で稼げる男になれ!
てな感じでした。
中学生の或る時、
学校の補講をサボって友達と遊んでるのを
担任の先生に見つかりました。
結果、母親では無く、初めて
父親が学校に呼び出される事になりました。
詳しくは 「社長の講演 その1 の 『第7回私の父親』 を 」
http://www.ujita.co.jp/koen1.htm
結論的には呼び出された父寅吉は
自論を先生に説明、謝るどころか、
中学を出たら、耕吉を働かせる とまで言い切って来る。
私への説教も無し。
、、、、、、、、
ちょった変わった父親のおかげで、
結果、私はそれ以後、
大袈裟ですが、
自分の行動に自覚を持つ事となったように思います。
皆さんにも父親があり、それなりの父親像を持ち、
また、自分なりに期待する父親像が有るでしょう。
そんなご両親、ご先祖さまのおかげで
生かされているんですよね。
と、そんな事を心に
「人は一人で生まれて、一人で死んでいく」
しっかりと自分の人生を味わいながら生きていきたく思いました。