2009/08/30 <輸入車> 修理事例
こんにちは。
工場の加藤です。
今回の車両はランチアデルタ、インテグラーレです。
この車両はネタが山ほど有りますが、まずは簡易なガソリン漏れ修理から。
「燃料を入れたあと、ガソリン臭い」とよくあるご依頼。
タンクの上の方のどこかから漏れているんであろうと、
タンクをずらし、上部を点検。
プロペラシャフトを通すため真ん中を凹めて有るのですが、
そこのバイパスのジョイント部分から漏れていました。
車両からタンクを取り外し、ジョイントを見てみると、脱着可能なナット止め。
じゃぁそこのOリングの取り換えで発注♪
大きなポンプの穴があいている方は、腕が入りそう
しかし反対側の穴の小さい方には、手が届かん…
こんなんどうやって替えよかな?と思っていると、
部品商から「タンクAss`y(一体)の供給です」と連絡が。
なるほど替えられへんもんな。
しかしOリングで治るものを、タンクごと取り換えは面白くないので、
針金と糸を使って、ジョイントを取り外し成功♪
手のいいサイズのOリングが見つからず、ノギスではかり、
またまた部品商へ儲けにならない無理なお願い…
全く同サイズはなかったものの、お客様にも協力してもらい、
Oリングをゲット!
LジョイントにOリングを通し、取り外し時、タンクに残していた糸に
ジョイントを付けて、一本釣り!
と、今回の漏れはタンク交換せずに完了しましたが、
次はタンク本体が劣化してくるかな?
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2009/08/16 <輸入車> 修理事例
こんにちは。
工場の加藤です。
今回はエアコンの効きが悪い?フィアットです。
ご紹介で入庫頂いたフィアット。
以前よりエアコンの効きが悪く、何度も修理に入れているが
異常が無いとのこと。
弊社にご入庫頂き、拝見。
クーラーガス圧OK!
クーラーのリターンパイプもギンギンに冷えてます。
クーリングファンも作動OK!
室内のブロワの風量は? OK!
でも、室内ではなんか冷えが悪いな~と
温度の切り替えスイッチを回してみると…
なんかしっくりこない手応え。
チベタイ方にはスカッと回るが、
ヒーター側に回していくと、最後の方でぐにゃぐにゃと
しっくり来ない感じ。
こんなもんかなぁと分解・点検してみました。
経験の少ない車や、新型車は分解方法が分からず緊張します。
この状態で作動を確認してみると…
温度調節のワイヤーだけが妙に動き回ります。
よく見ると
ワイヤーを固定するプラスチックのブラケットが折れていました!
新品部品を調べながら、
プラスチックではまたはずれそ~と
金属のステーでブラケットを作成!
ワイヤーを固定し、エアコンをつけてみると!
エンジンルームのクーラーパイプのチベタさが、室内のエアコンルーバーから
出てきました♪
クーラーの効きが悪いときくと、
すぐにガスが足りないんじゃないか?と
そっちばっかりに気が行っちゃいますが
温度調節ができてなくては、充分に効かないですね。
2009/02/08 <輸入車> 修理事例
それでは引き続き、2ndレンジ、パート3へ。 車検です。年式相応に足回りのゴムが劣化しています。
フロントシャフトシールからオイルがにじんでいる…わずかなことやし、洗浄でイコかな?
ブーツ回りは、!!ナックルのボールジョイントブーツが破れている!
よくよく見ると、ステアリング回りのブーツもヒビだらけ!ナックルのブーツは取り替えないと、検査が通せず
分解開始。
ブーツだけの供給は無く、ボールジョイントAss`yの部品供給。
ボールジョイント自体は問題ないので、グリスアップして、日本車用汎用ブーツカタログとにらめっこ。
どうせなら、触ると砕けていくステアリング回りも。
こちらもジョイント、ロッド毎の部品供給になるので、再度日本車用の汎用ブーツカタログとにらめっこ。
(T部品さんお世話になりました)
ここまでくると、まぁいっか!と思っていたシャフトシールも取り替えたくなるのが、心情。
結局その辺のブーツ、シールを一式替えさせて貰いました。
シャフトシールはレンジローバーの純正品を取り寄せ、ジョイントアッセンブリー供給しか無かった部位
に付いては、国産品の汎用ブーツを取り付け、完成!
ショックにブーツにシール交換。これでしばらく足回りは触らずに済みそうかな?
あ、エアサスは未作業でした。
2009/02/01 <輸入車> 修理事例
セカンドレンジ、パート2を。 ご依頼は頂いていないのですが、工場内に保管中、レンジの下に
ラジエターの液が…
別の車の分かな?と、わずかな期待でふき取る。 でもしばらくすると、又緑色の液体が…漏れ出す
にしても、預かっている間に漏れだしたんやったら、嫌やなぁと思いつつ、お客様に連絡を入れてみると、
「ガレージを見てみたら、水たまりが出来ていた」!
じゃぁ見ていきましょう♪ 右前タイヤの後ろから、ポタポタ。 ボンネットを開けても乾燥状態。よくよく確認
していくと、センターコンソール内のヒーターケースから、フロワカーペットに染み込み、フロワパネル(床板)
を伝ってサイドステップから車外へ。最終右前の泥よけから出てきました。
エンジンルームから取り付けナットを取り外し、インダッシュパネルとヒーターケースを取り外す。
ん?スッキリしました♪
部品の取り替えで漏れは止まりましたが、仕上げは、カーペットに染み込んだラジエター液。漏れていた所
に水を流してみると、出るわ出るわ緑の液体。
10分くらい水を流し続けるとやっと透明な水に変わりました。
ご依頼内容はシャキッと感を出すために、「ショックを4本モンローで交換」やったんですが、
予想外の追加作業でした。
2009/02/01 <輸入車> 修理事例
クラッシックレンジの修理を。
走行中エンストをして、その後エンジンが始動しない!始動しないってのが、厄介です。
お客様のご自宅まで取りに伺い、そのままロードテスト。例によって止まらない…ひたすら乗って
いられないので、「チームマイナス6%」としては、心苦しいですが、工場内でアイドルテスト。
止まった瞬間にみんなで一気に原因探求!
原因は!燃料が来ていない! 時間が経つと、現象が消えてしまう!燃料ポンプから順を追って
見ていくと、
原因は、イナーシャスイッチの配線でした@
事故や横転時に、火災防止のため、ガソリンの供給を止めるための回路で、不具合が発生していました。
しかし、20年間、良く働いてくれます。
使い慣れたテスターが使いやすく、最近買ったデジタルテスターになかなか手が出ない。お正月に、
ヘアアイロンの修理とバイクの充電点検に初使用したモノの、使いにくい。
とは言わず、新しいモノにチャレンジ!
2009/01/25 <輸入車> 修理事例
それでは、レンジローバー「セカンドレンジ」シリーズ開始。
まず今回はシートヒーターの修理にて。 まだ自家用車でシートヒーター付きに乗ったことが
無いのですが、結構心地よい感じ見たいですね。
弊社に多い、メルセデスベンツはシートの皮にヒーターの熱線が埋め込んでいて、熱線を取り替え
ようとすると、皮ごと交換で、10万円以上の部品代に、作業保留も。
今回のセカンドレンジは熱線部分だけの供給が有りました。
まずは、スイッチを入れ熱線まで電圧が掛かっているか点検。電圧OKなんで、シートを取り外し、
分解開始。
シートのスポンジに、こんな熱線が貼り付けていました。
指でペロペロっと剥がして、張り替え♪ 皮を被せて、組み立てれば完成!
背もたれのヒーターと直列につながっているため、お尻の部分で断線が有ると、背中も効かなく
なっていましたが、コレで背中もお尻もぽかぽか♪
冬の間だけですが、冷たい革シートにはありがたい装備ですね。
2008/12/07 <BMW> 修理事例, <輸入車> 修理事例
今回は、ジャガーやBMWに良くあるリヤゲートガラスです。
ガラスを開けるスイッチを押しても開かない。ゲート本体の開閉は機械式もまだまだ多い
ですが、ゲートガラスは電気式が殆どです。
見たところ、スイッチを押しても効いていない。スイッチか?と取り外してみても、スイッチ
本体は作動OK。
追っていくと、リヤゲートガラスの回りを走っているフィルム配線が、途中で断線!!!
部品は…!! ガラスの交換(@_@) 15万円也? 似たようなフィルム配線で、取り替えようと
同業の電気屋さん、メーター屋さん等に探して貰ったが見つからず・・・メーター屋の社長が
日本橋に行くついでに見に行って貰っても、 見つからず、自作してみようか?
少量ならカンタンに作れるモノの、 ガラスの回り分となると… と、
続きは次週に持ち越しm(__)m