『記憶のオーバーフロー現象』ならず、『忘れ』こそ人間の能力!
2010/06/23 氏田 耕吉
最近、
いやいや、もうだいぶ前から、私の記憶力に特色が、、、、、
それは、昔の事、例えば10年とか20年、もっと言うと中学時代だから、45年くらい前の事を
覚えたまま、、、しかも、はっきりと覚えているのに、、、、、、、
直近の、例えば昨夜の晩御飯の事とか?もっと言えば、ついさっき した事や置いた場所など
キッチリ忘れてたり、思い出せない事が頻繁にあります。
これを私は勝手に、、、、、、、
『記憶のオーバーフロー現象』 と名付けて、記憶の枡が一杯になって新しい記憶が入らず溢れてきてる、
だから、下の方に有る『古い、昔』の記憶は溢れださず、しっかり残ってるのだと、解釈してました。
そしたら、新聞のコラムに、外山滋比古さんが、人間は元々忘れる能力が備わっていて、
忘却する事で頭を整理するようになってる!と書かれてました。
覚える知識の多い昨今はなおさら、忘れていかないとモノが溢れてゴミ処理が必要になってるとの事でした。
記憶にかけては人間はコンピューターにかなわないが、コンピューターは忘れない!忘れないから自力で考えられない。
忘れる事を怖れるのは古く、昔の話で、今は味方だ!との内容でした。
判ったような、判らないような話ですが、
とにかく 『忘れ』は現代人間の能力なんだ!と喜んでしまいました。
かって、京都嵐山の天龍寺僧堂で学んだ、禅の三則、
『座る事、忘れる事、離れる事』を 再確認した氏田耕吉でした。
天龍寺は 大亀山 宝厳院(だいきざん ほうごんいん)の庭にて、、