「想像力」
2010/08/23 植田 茂夫
みなさん、おはようございます。
大ヒット映画、「チーム・バチスタの栄光」
の医療監修に携わった、
「神の手」をもつ男と呼ばれる心臓外科医、
須磨久善氏のインタビューで心に残った話です。
「手術を高い成功率で数多く行うための三要素とは」
という質問に、
須磨久善氏は、
「第一に想像力、第二に判断力、第三に専門的な技能」
と答えていました。
普通に考えると、第一に専門的な技能、第二に判断力、
想像力は最後だと思うのですが、
生死の境を分ける手術では、
瞬間にその流れを頭の中で想像できなければ
時間だけが過ぎ危険な状態になる。
これはどのような職種でも同じで、
「この仕事の終着点はどこにありどんな結果が生まれるのか」
をイメージできなければ高い技術力も発揮できず、
「宝の持ち腐れ」になります。
そして想像力を駆使してイメージすることだけでなく、
想定される様々な準備を整えることが、
プロフェッショナルとして仕事を進める秘訣だといえます。
仕事とは取りかかる前にすでに始まっているのです。
と、しめていました。
「瞬時にストーリーをイメージし最良の結果に向かう」
我々の仕事にも取り入れたい心構えだと思いました。
それではまた来週、植田茂夫でした。