年末に旧交を温める !
2010/12/03 ちょっとしたお話
心を許し、思う存分話し合える友人は宝物。
それなのに、「いつでも会えるから」とつい後まわしになり、気がつけば「今年は会っていなかった」などということはないでしょうか。
友情はお互いにはぐくむもの。
年末スケジュールの中にぜひ親しい友人との約束を入れ、メールや電話では伝わりにくいぬくもりで心を満たしてください。
友人との会話は、なんといっても近況報告に尽きます。
自分のことだけでなく家族のこと、夫婦間の問題、恋の行方からペットのことまで、親しくつき合ってきたからこその内容です。
が、その気安さが手伝って失敗したことがあります。
離婚したいという友人の話にのり、ご主人の批判を一緒になって口にしてしまい、結局元のさやに収まった2人を前にして相当ばつの悪い思いをしたのでした。
そう、いくら仲が良くても、これは言い過ぎだったと大反省です。
会話で大切なことは、とにかく受けとめ「なるほど、そうなんだ」「うん、よく分かる」「私もおんなじ」と共感すること。
あくまでも「それは本当に大変よねェ」と同調するところまでだと思うのです。
何か特別な問題を話し合う時でもない限り、愚痴や報告、自慢話などの雑談の中で友人が求めているものは「聞いてもらいたい、味方がほしい」であって、「意見をください」ではないのですね。
「あなたに話せて、あァすっきりした」という間柄で、今年を締めくくれたらと思うのです。 (コミュニケーション塾主宰 今井登茂子)