「ヒヨる」、、、ならぬ、『ピヨる』 !
2010/12/16 ちょっとしたお話
いつのまにやら、
昔とは違うニュアンスで使われている若者言葉に、
「ヒヨる」というのがある。
かっては、「日和見(ひよりみ)」の動詞形みたいなもんで、変節したことをちょっと意地悪に言う言葉だった。
さんざんアウトローなことを言ってたくせに、ある日こざっぱりして就職活動を始めた友人に「あいつ、ヒヨったな」とか。
それが今は、昔の「ビビる」的な意味で使われる。
語源は、「ひ弱になる」を縮めた説、「ひるむ」がなまった説などあり。
ちょっと、勝手に意味変えないでくれる? と文句を言いつつ、
昔のまま使っていると年がバレるので、注意している。
で、今回のお題は、これまた似ている「ピヨる」。
こっちは「強い衝撃を受けた」さまをあらわす。
それも身動きできないほどすごいやつ。
漫画やゲームでは、気絶した人は小鳥が頭の上でピヨピヨ回っているが、ここから生まれた言葉とされる。
でも今どき、気絶する人もあんまりいないので、比喩的使用が多く・・・と書きかけた3日前のこと。
久々のジョギング中に転倒して、目の前が真っ暗に。
本当に小鳥がピヨピヨと頭上を飛び回るのを見た・・・気がした。
ちなみに3羽くらいいた。
しかも加齢おそるべし。
昔は赤チンひとつで直ったのに、手の指一本骨折してるし。
ま、期せずして、「ピヨる」を「やってみた」仕事熱心な私に、乾杯。
コラムから、、、