新年の訪問、スマートに
2010/12/30 ちょっとしたお話
新年の挨拶で自宅を訪問する際、駅からタクシーを利用したら、
玄関先ではなく少し手前で降ります。
ブザーを鳴らす前に手袋やマフラーを取り、
コートを裏返しにたたみ、腕にかけ身だしなみを整えます。
ブザーの押し方にも人柄があらわれます。
立て続けに鳴らすようなことは無粋です。
上がる際は、玄関の正面から前向きに上がり、
お迎えの人に自分の真後ろを見せないように、
膝つきに座り、靴をすぐ履ける形になおして端に置きます。
コートは、外のほこりを落とさないよう裏返しにたたんでいますので、
部屋の中には持ち込みません。
玄関の邪魔にならないところに置きます。
洋間では立って、和室では畳に座って(座布団には座らず)新年の挨拶をします。
そのあとお土産を紙袋や風呂敷からとって渡します。
風呂敷も、松や鶴亀など、縁起のよい模様のものを利用すると
気がきいています。
勧められたら椅子に座るなどします。
座布団は決して踏んで座ることがないように。
下座側に座ってからにじり上がります。
家や庭、お子さんや近所の環境などよいところを見つけて褒めると
喜ばれますので、心に留めて話題にしましょう。
門までお見送りされた時は、歩きだしてから、
一度は必ず振り返ってお辞儀をするようにします。
コートは、勧められたら玄関で「お言葉に甘えて、失礼します」と言って着てもよいです。
マフラーや手袋は外に出てからです。
コラムから、、、