敗戦レポート
2014/07/03 尾崎 由典
こんにちは尾崎です。
W杯ネタばかりですが、ご了承ください。
先日のウルグアイVSコロンビアの試合で、先制点を入れたハメス・ロドリゲスのボレーシュートは今大会間違いなくナンバーワンゴールでしょう。あの視野の確保からの絶妙なトラップ。前に落とさないのがポイントでしょう。そして腰の強さとひざの柔らかさ。どれをとっても文句のつけようがない。本当に美しいゴールです。
彼はまだ22歳。こういう人を天才というのでしょうね。
http://www.youtube.com/watch?v=L4jtVaxn1gY&feature=player_detailpage
さて、日本代表は早々と帰国してきましたが、今一度どこが勝負ところだったのか?ということを考えると、初戦以外に考えられません。
4年間の集大成とは言ったものの、大変ずさんな結果に終わりました。しかも初戦のコートジボワール戦は非常に良くなかった。
良かったところを上げると先制点を入れれた事ですかね。
先制点の流れですが、スローイン直後、長友と香川で2対1の数的有利を作れています。
そして何故そこに立っているか謎なコートジボワールの3選手。ボールウォッチャーになり、本田を全く意識していません。
そしてそのスペースを香川が有効的に使おうとおとりになります。
長友は空いたスペースにドリブルを開始。
この時点で、コートジボワールの2選手。つまり本田の前の2選手が完全にポジションが被り、本田はフリーに。
長友から本田にパスが出ると、慌ててプレスに行きますが、もうこの時点で勝負ありといったところでしょうか。
遅れて行って、ワンタッチで振り切られ、フリーでシュートを打たれる。かなりずさんなディフェンスです。決められて当然の結果と言えます。
あのシュートが打てるレベルの選手をバイタルエリアでフリーにさせるという事はあり得ない出来事です。しかも数的有利な状況で。
続いては、日本の失点シーン。
右からのクロスを上げられる前。
アタッキングサードのエリアでプレスが甘すぎると思いませんか?
サイドに展開され、フリーでクロスを上げられる。
プロであれば、フリーであれば思ったところに飛ばせるのは当たり前でしょう。
そして、黄色のスペースに安々と上げられます。
ここで気になるのは、吉田の体の向きです。完全にボールウォッチャーです。
ボールと敵を同一視野に入れる。これDFの基本中の基本です。完全、背後見えていません。カバーのポジションでもない。
そこにいる意味はニアの速いクロスをカットする為でしょう。そのポジと向きじゃそこにいる意味、全く意味がないですよ
結果森重が、セリに行くも先に触られ、同点ゴール。
二点目もほぼ同じ形。
アタッキングサードでまたも、プレスが甘い状態でクロスを上げられる。
よく見ると長友のポジションが中途半端すぎる。吉田も中途半端にしかマークに行けてない。
一瞬の判断の遅れが、命とりと言うやつですね。
そもそも簡単にクロスを上げられ過ぎだと思うのですが・・・フィジカル勝負はさほど強くないのに。
このシーンで良かったのは森重じゃないでしょうか。(赤矢印)しっかりと体寄せに行ってます。
この試合は4年間の中でもワースト3に入るんではないでしょうか?
負けてもコロンビア戦のような闘志むき出しで、戦っていればこんなにもわだかまりが残らなっかたのに・・・
また4年後に期待致しましょう。
以上、尾崎でした。