1981
2015/11/26 尾崎 由典
1981年、今から数える事34年前。第1回ジャパンカップが開催されました。
国際招待競走と日本初の国際G1でもあります。
私が生まれる6年前のその第1回。日本競馬界は世界との力の差が歴然としていることを知るのです。
そして私がその事実を知ったのは小学生6年生の頃。
1999年のジャパンカップを制した名馬スペシャルウィークのウイニングランの後の事。
アメリカ牝馬のメアジードーツが当時日本の1流馬を寄せ付けもせず、完勝。という話を聞きました。
しかも日本レコードを記録。コースレコードに関しては1秒以上も更新。
なにが驚愕かと言うと、優勝馬メアジードーツはアメリカでは2流馬。
この第1回ジャパンカップで招待した海外馬ほとんど実績のないような馬ばかり。
それに挑む日本馬は5着に入るのが精いっぱい。
1~4着まではすべて海外馬。世界との差をまじまじと見せつけられたそんな第1回ジャパンカップ。
さぞ日本競馬協会は憮然としたことでしょう。
そこから、世界に追いつけ追い越せで頑張った日本競馬界。
今では国際レースランキングで8位に入るほど、名誉なレースになったジャパンカップ。
そして近年優勝するのは日本馬ばかり。嬉しい限りです。
マイルからの連戦で海外馬ホーリックスと世紀の名勝負を繰り広げた、オグリキャップ。
エアグルーヴ、スペシャルウィークと名馬揃いのレースを3歳(当時は4歳)で制したエルコンドルパサー。
イル・ピッコロ。リボーの血を引くタップダンスシチー。
皇帝。シンボリルドルフ。
と様々な伝説的な名勝負が繰り広げられるジャパンカップ。
あれから約30年余り、世界に引けを取らなくなった日本競馬。
今年はどんなドラマが待っているのだろうか。
個人的にはゴールドシップが優勝して、ラストラン有馬記念の前に日本G1最多に肩を並べればドラマチックだなーと思いながらも・・・
どの馬が勝っても素晴らしいレースになることに変わりはありません。
以上尾崎でした。