53年ぶり。
2015/11/11 安田 和弘
さてこの画像、何かわかりますか?
これでわかる人はかなりのマニア。
というかわかりっこないですネ。
実は三日月形の金属は戦後国産初の旅客機、YSー11のプロペラの
先っちょ。
丸いのは同じくYS-11のエンジンのベアリング。
両方とも私の私物です。なぜこのようなものを持っているのか?は
長くなるので書きませんが、もう20年ぐらい前に手に入れました。
先日ニュースを読んでいると『YS-11以来、53年ぶりの国産旅客機完成。11日に初飛行』との記事を
目にしました。
先の大戦中、戦後70年の報道の中で沢山取り上げられた有名な戦闘機、零戦。
設計はアニメの主人公にもなった有名な堀越二郎という人でした。
戦後日本の航空産業は米国によって解体され、一定期間(7~8年?)の研究の空白が
生まれます。
各国の研究が進み、取り残された日本の航空産業。
起死回生を掛けて戦闘機ではなく、民間旅客機が作成されます。堀越二郎もそのプロジェクトに
参加します。
そして生まれたのがYS-11という飛行機でした。
世界中には40年以上前の機体がまだ稼動しており、耐久性の高さを物語っています。
そんなYS-11から53年ぶりに零戦を製造していたのと同じ会社が作った旅客機、
MRJ。
低燃費や日本ならではの細やかな作りでまた世界中を驚かせてほしいと思います。
実は子供の頃から飛行機大好き。でもいつの頃からか怖くて乗ることが出来なくなった
豊中店の安田でした。