大阪の旧名所の続き、、『お初天神』さん( 露 天神社 )
2012/06/11 氏田 耕吉
8日の「大阪の旧名所』で写真がわかりずらいとか、、、
さて、これで如何でしょうかね?
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『 露 天神社 』 (通称 : お初天神)
近松門左衛門「曽根崎心中」ゆかりの地
「誰が告ぐるとは曽根崎の森の下風音に聞え。
取伝へ貴賤群集の回向の種。 未来成仏疑ひなき恋の。
手本となりにけり。」 近松門左衛門作「曽根崎心中」より
「お初天神」の名で広く知られる当神社は、正式名称を露 天神社(つゆのてんじんしゃ)といいます。
元禄16年(1703年)に当神社の境内で実際にあった心中事件を題材に、近松門左衛門が人形浄瑠璃「曽根崎心中」を書きました。
以後、そのヒロインの名前「お初」にちなんで「お初天神」と呼ばれるようになったのです。
「曽根崎心中」は、元禄16年4月7日に起こった、堂島新地天満屋の遊女「お初」と内本町平野屋の手代「徳兵衛」が当神社の「天神の森」にて情死した事件をもとに、近松門左衛門が劇化したものです。
この作品は当時の人々の間で大評判となり、当神社にも参脂回向の老若男女が大勢押しかけたといわれています。
広く民衆の涙を誘うこの作品はその後も繰返し上演され、今日でも回向とともに、恋の成就を願う多くの人々が訪れています。
なお、昭和47年7月、曽根崎中1丁目の有志によって、恋に殉じた二人を慰霊するための「曽根崎心中 お初 徳兵衛 ゆかりの地」という石碑が建立されました