バターがない。深刻?なバター不足問題。
2014/11/13 尾崎 由典
最近、バターって家庭で使う事が少なくなったと思いませんか?
お菓子作りが好きな方は使われているでしょうが、パンに塗っていたバターはマーガリンに。
そういえば、見かけなくなったなぁと思っていたら、それには訳があるみたいです。
牛乳やチーズは不足しないのにバターは何故不足する?
それには5つの理由があるみたいです。
1.需給調整役
生乳生産量の減少に伴い、バターが減る。それは当然の事です。
面白いのは、国内で生産された生乳の半分は牛乳に。なぜなら保全性が高くないから。しかも国民にとって牛乳は必要不可欠。
牛乳需要が満たされれば、次に生クリーム、チーズと割り当てられる。
保存性の高いバターは一番最後。つまり、生産量が減ると真っ先にバターが消えるというわけです。
ドラゴンボールでいう所のピッコロ役ですね。必ず役目が終わるとやられる。
まさに調整役。
2.昨夏の猛暑
モォ~暑ならぬ猛暑で牛がやられた。それも一つの理由との事
3.酪農家の減少
これは根深そうな問題です。北海道では毎年、200戸の酪農家消えているらしい。しかも、若い人から次々へ・・・
酪農なんてもう流行んないでしょ。と聞こえてきそうです。
そういう問題ではなく、ビジネスとしてやはり難しいみたいです。
㎏、90円で取引されるとか・・・水より安いんじゃやってられないですよね。
どうか我々の牛乳を絶やさぬようお願いしたいところです。他力本願とはこのことか・・・
4.TPP
これが一番深刻でしょうか?
重要5項目の一つ「乳製品」
輸入品はそりゃ安いけど・・・みなさんで国内産を守りましょう。
日本国民の皆様方今こそ。立ち上がりましょう。
「御意!」
5.輸入のさじ加減
我が日本国では、酪農家を守るためバターや脱脂粉乳に高い関税をかけているらしいです。
しかしこれが難しいらしく。在庫のだぶつきが一番怖い。
そのくせ、カナダやアメリカみたいに生産コストが膨らんだ時の収入をカバーする制度が日本にはない。
これは残念な話。いや難しい話。
このままではmade in Japanの牛乳が姿を消すかもしれない。
バターが消えた!?から日本の様々な問題が見えてきました。
それこそ・・・・「牛乳に相談だ!!」
以上尾崎でした。