「H&M」の考え方
2008/10/13 未分類
先月、”2時間待ちの行列が出来た”、
とニュースで取り上げられた低価格大衆向けの
衣料チェーンで売上世界2位というスウェーデンの
「H&M」が東京・銀座にオープンしました。
⇒ http://www.hm.com/jp/#/startpagejapan/
この会社の考え方って割り切っていて面白いです。
全世界に1500店を展開する最高責任者にオーラなどなく、
ファッションへのこだわりもないようで、
家族が「GAP」で買い物をしても、
「そもそも、上から下までH&Mという着こなしなどありえない」
と言い放ちます。
ところがこの「H&M」、
“類似商品”をどこよりも早く店頭に並べる技術は世界一で、
「デザイナーの店に本物が並ぶ前にH&Mでは”類似商品”が並ぶ」
と言われています。
「コピーしやすいものしか取り扱わない。」
「手のかかるものは、最初からあきらめる。」
この一点に経営のほとんどを投入しているのです。
また低価格大衆向けでありながら、
超一流ファッション誌に大々的に広告を載せ、
出店は一流ブランドが軒を並べるエリアにオープンすることで、
“有名ブランドの隣でついでに買って着るブランド”
という新しい販売モデルを創ったのです。
スウェーデンの企業というと、
携帯電話でソニーと組んだエリクソン、
電気メーカーのエレクトロラクス、
郊外に大型店を出店してきたイケア、
寝具で有名になったテンピュール等々、
扱い商品は違えど何れもブルー&イエローをCIに、
人口の少ない自国ではなく世界を相手にビジネス展開をしています。
大阪に出店したら行ってみたいです。