PGAシニアツアー第2戦
《三重県津市 榊原温泉ゴルフ倶楽部 6,811ヤード、パー72》
第1日:6月18日(金)
参加選手:プロ56人、アマ13人
賞金総額:2,000万円(優勝賞金:360万円)
《天気:雨 気温:23度 風向き:東 風速7メートル》
★シニア新人・奥田靖己、3連続バーディーで首位に2打差!★
PGAシニアツアー今季第2戦は雨をおしてスタート、雨脚の強くなった午前11時3分から2時間25分間競技中断、午後1時28分に再開するなど悪コンデイションの中で実施された。
初日は室田淳(54)が6バーディー、ノーボギー、6アンダーの66で単独首位に立った。
2打差の68でシニアルーキー・奥田靖己(50)が2位につけた。
前週の開幕戦スターツシニアでツアー初勝利を挙げた植田浩史(51)が、3アンダー、69で3位タイと好調を維持、2週連続優勝を狙っている。
高橋勝成(59)、水巻善典(51)、湯原信光(52)にシニアルーキー真板潔(50)らが2アンダーで5位グループにいる。予選カットはなく、競技は2日間36ホールで行われる。
★ シニア新人・奥田靖己、上がり3ホールを3連続バーディーで首位に2打差!
先週のシニア開幕戦、スターツシニアで12人出場したシニアルーキーの中で最上位(8位)だったのが奥田靖己。
第2戦では好調を維持していきなり上位グループに躍り出た。
朝から雨。
悪コンデイションの中で、しかも途中2時間25分もの試合中断があったが、奥田は「中断も気にならなかったし、こういう悪コンデイションでやるのは大好き。ぐしゃぐしゃになってでもやりたかった。ドッグレッグがあったり起伏があったりするコースは、関西育ちの自分には合ってるよ」と、びしょぬれのホールアウトにもさわやかな笑顔。
中断前、7番のパー3ではユーテリティの4番で″あわやホールインワン〝という15センチにつけるOKバーディー。
1アンダーにしたところで長い中断。
再開後の8番でグリーンを外してボギーとしたが、そのあとはさらに5バーディー。
「パターが入ったし、アイアンもよかった。コースが自分に合ってるから打つときに(どこへ打とうという)ポジションがうまくとれる。気が入ってるからスイングも締まってくるしね」
上がり3ホール。
16番(パー3)ではカラーから8メートルをパターで入れた。
17番は3メートル、18番(パー5)はSWで2メートルにつけてこれもしっかり沈める″3連続〝の猛烈フィニッシュ。
「開幕戦の初日だけは硬くなったけど、もう今週は落ち着いてるよ。あすも雨、降れ降れだよ」とモチベーションも上がりっぱなしだ。
日本オープンチャンピオン(93年)でもある奥田。 シニア2戦目での初Vは夢ではなくなった。
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