極上車入庫、それは、、、、、、、
2008/09/16 自動車関連
BMW車の『駆けぬける歓び』をさらに集大成と化したモデル
「M」の高性能ぶりに触れる前に、ベースモデルとなるZ4との違いに触れておこう。まず外見上では、フロントおよびリアバンパー形状変更とボンネットのパワードーム化、そして4本出しのマフラーを採用しているのが特徴だ。Z4が持つロー&ワイドのフォルムを強調しつつ、冷却効果と空力性能の向上を狙っており、Z4に比べて存在感が増した印象を受ける。さらにボンネットのパワードーム化の効果が大きく、高性能を隠すような上品な造り込みを特徴とするMモデルの中でも、最もベースモデルに対して力強さが増した印象も受けたのだ。
注目は、M3で熟成された343psを発揮する3.2リッター直列6気筒エンジンの搭載。一般車の中では超高回転といえる8000回転レブリミットを誇り、最高出力をほぼレブリミットといえる7900回転で発生させるレーシングエンジンのような特性を持っている。ターボなどの加給器を使わない自然吸気エンジンでは、リッター当たり100psを発生させることが“高性能”とされているが、それを実現しつつさらに耐久性などを考えると過酷な超高回転型特性を持つという、まさにエンジンにも強いこだわりを持って進化してきたBMWだから可能と思える「超」高性能エンジンといえるのだ。