心に残る話
2004/12/05 植田 茂夫
みなさん、おはようございます。
昨日は季節はずれのような感じのする雨でしたね。
12月1日の講演以来、2日、3日、4日と、
このデイリーメッセージに、鍵山秀三郎氏の感想が続いています。
本日で4日目、それほどに心に残る話であったと思います。
以前聞かせていただいた時と何ら変わることのない
自分の想いを貫徹されているその姿勢は
私のようなものが聞いても潔く、
そこに本来の良き日本の心を見たおもいがしました。
実は明治生まれの我々の祖父母の時代、
『綺麗にする』『物を大切にする』『物を揃える』
『人を敬う』『家風を築く』
このような事を非常に大切にしていたのではないでしょうか。
それが僅か100年足らず、経済大国に成長したものの、
昭和生まれの父母の時代に少し薄れ、現在我々の時代でますます薄れ、
我々の子供の時代には、何も残っていない・・・
などとならないように、この日本の心を少しでも残していく責任を感じました。
まず自分自身からのようです。
当日もうひとつ、『社風』についての話がありました。
鍵山氏いわく「社員さんは就業規則など何も憶えていないし、
ましてや規則などでは動かない。
社員さんはその会社の『社風』で動くんです。」と、
その通りです。我々はまさにこの『社風』で動いていると思います。
それでは『社風』って何なんでしょう?
良い言葉が見つかりませんが、私なりの解釈をさせていただくと、
その会社の社長の後姿だと思います。
『家風』は父親の後姿です。
社長も父親も本人は意外と気が付いていないようですが
社員や家族はしっかり感じているものだと思います。
先日の「煎茶会」でも気になったのですが、今改めて
日本の心が我々に必要になってきているのかもしれません。
今回の講演はそれを改めて思い出させていただいた一日でした。
本当にありがとうございました。
植田茂夫でした。