シルバーアロー伝説

2004/12/20 安田 和弘


先週の続きです。

有名な話なので、ご存知な方も多いと思います。

舞台は1930年代のフォーミュラーカー
(タイアが剥き出しのレースカー)のレース
で、数年ぶりに参加したメルセデスチームは
アルミボディーの当時としては革新的な車を
数台参加させました。

ボディーカラーは純白で、時速300キロの
最高速が出る当時としてはものすごい
モンスターマシンでした。

数台エントリーしたのですが、前日に行われる
レース規定を満たしてるかどうかの車検の際に
問題が起こりました。

規定の重量を1Kgだけオーバーしている事
が判明したのです。

たった1Kgとはいえ、当時も今と同様レースに出る
車は徹底した軽量化を行い、贅肉を出来るだけ
そり落とした設計になっていた為、もう減量出来る
箇所が見つかりませんでした。

悩んだ末に、当時の監督さん(名前は失念しました)
のアイデアで、一晩掛けて、エントリーしている
全車の塗装を剥ぎました。

次の日、軽量をぎりぎりでパスし、塗装が剥がされ
アルミの地色がむき出しのメルセデスは完全優勝を
果たしました。

そのレースが“メルセデスのシルバーアロー
(銀色の矢)伝説として、今も語り継がれて
いるそうです。

それ以来、メルセデスのスポーツモデルのイメージ
カラーは シルバー になったとのこと。


サラブレッドの延長といわれる、ヨーロッパ車
らしい伝説です。

豊中店 安田でした。
―――――――――――――――――――――
98年式 メルセデスベンツSL320
走行なんと11000Km!! 極上車!
伝説に彩られた“シルバーメタリック”です。
豊中店に展示中です。


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