松下幸之助翁に学ぶ、3
2005/02/19 氏田 耕吉
松下幸之助氏は大正7年に
大阪生野区猪飼野の借家で奥さんとその弟の3人で
「松下電気器具製作所」を創業しています。
ちなみにその弟、井植歳男氏はその後、三洋電機を創業する事になるので
実に日本の電機業界はこの小さな会社から始まったと言えるかもしれません。
その後、松下電器は順調に成功(上甲氏は小成功と表現)していったが、
当然の事ながら行詰まりを経験する。
そんな折、幸之助氏はある人に進められ
天理教の本部を訪ね、
そこで活動する人たちの真剣で一生懸命な姿に驚く事になる。
それを単に宗教活動と、捉えず、そこで、
「稲妻のごとく走る」感を持ち、
「真の経営とは? そもそも、自分の事業の使命は何なのだろうか。」
と、考えたそうです。
昭和7年松下電器はこの年を
命知元年と名づけ、250年計画を発表することになります。
その折の理念と目標を要約としてまとめると、
以下の三つだそうです。
1、 人生のテーマをもつ
2、 生きる原理原則をもつ
3、 言行一致
幸之助氏の言葉をかりると、
「それからの松下電器は自分でも驚く程、成長をはじめた」
そうです。
果たして私たちもそういうような「人としての使命感」に気づけているのでしょうか?
つい真剣に自問自答してしまいました。
私も孔子の言う「天命を知る」年になっています。
人間としての使命を真剣に考えねばなりません。
松下幸之助物語は
http://panasonic.co.jp/company/person/story/part1/story1-1.html
でご覧下さい。
報告は氏田耕吉でした。
追伸;大変僭越ながら、以前に松原中学校で機会を頂いた
講演をしばらく連載させていただきます。
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