『近未来の快適生活』

2005/02/20 植田 茂夫 (毎週土曜日)


みなさん、おはようございます。

先日、『パナソニックが提案する近未来の快適生活』なるものが載っていました。
10年後にはほぼ現実のものになっているということです。



それではシミュレーション開始。

まず、貴方が仕事から帰ってきます。
物騒な事件の多い昨今、安心して暮らすためのサービスに対する関心が高まっています。
くらしの安全を守るセキュリティーシステムの一つ、「バイオメトリクス」。
玄関のドアに近づくと、その人の顔の形や目の虹彩(こうさい)、指紋など、いくつかの
身体特徴の組み合わせによって、家族のメンバーを識別。その人であると認識できた場合のみ
玄関のロックを解除します。また、外出先から部屋の中の様子がチェックできる
「ルームモニター」も、近未来では当たり前のように活用されています。



次に家に入りリビングへ。
リビングに置かれたガラステーブルに近付いてみると、テーブルは画面になっています。
そこには魚の泳ぐ姿が表示されています。このテーブルを『eテーブル』といい、家族が座ると
センサーによりそれが誰であるかを認識。魚が手の届く範囲に寄って来て、一人一人の情報フォルダや
その人に関するさまざまなデータを保存。個人の記憶や行動、仕事、趣味等々、そこには
あらゆるデータがあります。個人専属なので、他人が勝手に情報にアクセスすることはできません。
また、魚はエージェント機能を持っており、利用する人の代わりに様々な操作や手続きを行ってくれます。



食後に書斎へ。
この部屋では、一つの壁が全面ディスプレイになっています。透明なアクリル製の壁面ディスプレイに
いくつかの☆が輝いているのはメールが届いているサイン。部屋の真ん中にあるソファの前には、
「メディアデスク」と呼ばれる装置があります。利用者が部屋に入ると、エージェントが
「取引先からメールが来てる」と知らせてくれます。「開封」と言えば壁面ディスプレイに
送信者の顔が映し出され、その人が話し始めます。仕事や行動記録が保存されている携帯端末をメ
ディアデスクにセットして、あとはソファに座るだけ。エージェントが作成した返信メールが
ディスプレイに映し出されると、「こんな感じでいいか?」と確認を促してくれます。
あとはメディアデスクのタッチパネルで「YES」をタッチすれば、送信完了。
そんな風に、利用者に関する情報をすべて把握したエージェントが操作や手続きを代わりに行ってくれるので、
自分自身がパソコンを操作する必要はありません。最終的なYES・NOの判断と、エージェントに指示を出すだけ。
壁面いっぱいの心地よい映像を背景に、ソファでくつろぎながら仕事ができる・・・。
そんな環境が自宅にあれば、仕事がもっと楽しくなりそうです。



もう一つ、エージェントロボットがその有能ぶりを発揮します。
コミュニケーションにおいて、家族一人ひとりの情報をすべて管理しているホームサーバと連動し、
相手を認識して必要なメッセージを伝えます。誰かが帰宅すると自動的に起動し、電気をつけて、
家庭内の状況を教えてくれたり、メッセージを伝えてくれたり。一家に一台、欠かせない存在になりそうです。
家族同士のコミュニケーションツールとしての役割をも担う、エージェントロボットの登場です。


みなさん、近未来の生活は如何でしたか?これは夢の世界ではなく、もう間近に迫った現実です。
この様な、快適で便利な生活を送りたいと思いますか?
確かに良い生活です。が、自己管理ができなければ怠け者も増えそうで心配・・・
等と思うのは私だけでしょうか・・・これでは、又又太ります。


植田茂夫でした。


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