『脂肪税』導入目的は国民の健康改善、『日本の車体課税』は?

2011/10/25 ちょっとしたお話


我が業界の日刊自動車新聞のコラムに良い文章載ってましたので、転載します!

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北欧のデンマークで「脂肪税」なる税金が導入された。  

同じく欧州のハンガリーでも「ポテトチップス税」が導入されており、

世界の”メタボ・メタボ予備軍“から注目された。

 

脂肪税は、多く摂取すると動脈硬化や心臓疾患などを引き起こすとされる

飽和脂肪酸を2.3%以上含む食品が課税対象となる。

バターやチーズなどの乳製品やその他の加工品などが課税対象という。

 

税率は飽和脂肪酸1kg当たり16クローネ(約220円)。

導入前にはスーパーでバターなどを求める消費者が殺到したとか。

 

一方のポテトチップス税は通称で、塩分や糖分が高い食品に5~20%の税を課すというもの。

ポテトチップスなどのスナック菓子だけでなくクッキーや清涼飲料水なども対象にされているという。

 

「余計なお世話だ」との声も聞こえてきそうだが、

脂肪税導入の目的は国民の健康を改善して平均寿命を伸ばすこと。

 

ポテトチップス税は国民の肥満率を改善すると共に医療費削減効果にもつなげるなどとしている。

国の厳しい財政事情を反映した増税策への大義名分のような印象は拭えないが、

それで理屈は示されている。

 

道路整備という目的で幾重にも過重負担を強いられてきた日本の車体課税。

しかし、今の日本の車体課税には道路整備という

大義名分すら存在しないものがある。

 (日刊自動車新聞・霧灯から)


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