どちらもすごい!

2005/02/13 植田 茂夫


みなさん、おはようございます。
本日は、最近何かと話題を振りまいている新型2車種の話を少々。


まず昨日、今日と各ディーラーで発表展示会をしているメルセデスベンツのニューモデル「CLS」。
テクノロジー自体あまり新しいものは感じないのですが、
それにしても最近のメルセデスベンツのイメージ戦略はすごいですね。
前回のNEW「SL」のハードで切れのある映像も見入ってしまいましたが
今回の「CLS」はTVCMも、オフィシャルHPもかっこよすぎ!!
あれでは車に興味のない淑女も現物を見たくなるのではないかと思います。

特に何が・・・とは語らず(実は語ることがあまりないのかも・・・)、
シェークスピアのコピーとボルドーレッドの車体だけのCMですが
あの映像イメージに魅せられて乗りたくなったエグゼクティブの方々で
きっと会場は賑わっていると思います。女性の来場も多いのではないでしょうか。
私も魅せられた一人としてイメージどおりかどうか今日でも見てきたいと思います。

しかし最近のメルセデスベンツは、以前の『最善か無か』というジャーマンスピリットの
代表的製造企業から一変して、CM同様の販売企業にイメージを変えてきていますね。
流行に敏感で、他メーカーの動向も気にしながら柔軟に物づくりをしているように見えます。
やはりメルセデスベンツといえども時代の流れには勝てないということなのでしょうか。
それとも時代をリードしてきた余裕なのでしょうか。
いずれにしても販売戦略上、商品に対するイメージ作りがいかに重要で、
又、多大なる訴求効果をもたらすかが伺えるコマーシャル戦略です。


もう一台はホンダNEW「レジェンド」。本当にすごい車です。
どこのメーカーが出すのかなと思っていたら、「やはりホンダだったか」って感じでしょうか。
こちらはメルセデスベンツとはまったく逆で、純粋に近未来的な車の発表です。
私の知る限り現在世界で一番最先端技術が盛り込まれた車ではないかと思います。

・4輪前後左右の駆動力を常に最適に分配する4WD(SH-AWD)や、
・ミリ波レーダーによる前走車との車間距離を維持する車間制御機能(IHCC)、
・C-MOSカメラにより高速道路で使用可能な車線維持支援機能(LKAS)、
・夜間2つの遠赤外線カメラによる歩行者検知システム(ナイトビジョン)
・ステアリング舵角に連動しヘッドライトが向きを変える(AFS)
・追突予測軽減ブレーキシステム(CMS)等、

それぞれ単体の技術では既に他メーカーが車載していますが、
これらを一台に乗せたというところがさすがにホンダテクノロジーです。

もう自動運転は目前まで来た感がありますね。
運転手のうっかりミスや軽度の居眠り運転を車の方で補正し、
最小限のダメージで抑えるなど、いよいよ手塚治虫の近未来社会が
現実のものになってきました。

フル電気自動車とともに、機会があれば是非一度乗ってみたいです。


以上、植田茂夫でした。


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