タイミングベルト交換
2009/03/22 未分類
こんにちは。
工場の加藤です。
暖かくなって仕事がしやすくなってきました。
しかしながら、花粉も調子よく飛んでいます…
花粉に始まりここ数日は深夜の咳に悩まされ、
朝・夕は鼻炎薬、日中は目薬&マスク、寝る前には咳止めと
薬局に貢献?しとります。
それでは、車に詳しい方はよく知っておられるタイミングベルトについて。
タイミングベルトってその名の通り、タイミングを合わせながら
回っているベルトです。?
ファンベルトなんかは、タイミングも無く、ただ回ればいいので
普通の輪ゴムを大きくしたようなベルトですが、
タイミングベルトには滑ってタイミングがずれないように、
歯が付いてます。
何のタイミングかと申しますと、クランクシャフトっていう
エンジンの軸となる、ピストンなんかが繋がっているシャフトと、
吸気・排気を行うバルブを動かすためのカムシャフトを
タイミングよく駆動させています。
中には、プラグに点火させるためのディストリビューターの
シャフトも一緒にまわしたり、エンジンの振動を抑える
バランスシャフトも一緒に回される車もあります。
他にタイミングを合わさなくてもいいが、
オイルや水のポンプを一緒に回している車も。
ちなみにアウディA4ならこんな感じです。
一番下の小さいギアにクランクシャフトが繋がっていて、
一番上の大きいギアにカムシャフトが繋がります。
そして、下の小さいギアが2回まわると、
上の大きいギアが、丁度1回まわります。
ちなみにこれは、一番簡素な直のシングルカムですが、
ツインカムって車になると、上のカムギアも2個。
V型ツインカムになると、上のカムギアが4個!
ベルトを取り外すと、すべてのタイミングを合わすのに
苦労します…
シンプルなエンジンで結構簡単そうですが、
ここまで見えるようにするためには、
そこにたどり着くまで、いろんな物を取り外していきます。
ちなみにこの車の場合は…
昔のエンジンルームが広い車は、
ファンやラジエターの取り外し位でタイミングベルトが
交換できましたが、だんだん狭くなってきて、
整備に往生します。
その分居住性が良くなっているんですね。