『大阪も良い街だ』
2007/05/13 未分類
先週のデイリーメッセージで京都に日帰り旅行をしたことを
書きましたが、家に帰ってから車で訪れる時には見えない
「何か」に気づき、つい大阪と比較をしてしまいました。
当日はGWということもあり、幹線道路や有名寺社は勿論のこと、
商店街に至るまで、国内外のお客様で溢れかえっており、
連休の最中とはいえ、京都の恐るべき集客力に驚かされました。
そこで、京都の人気の秘密とは何なのでしょうか?
勿論、歴史的建造物の多さや四季折々の美しさなのでしょうが、
もうひとつは地元京都の人々の観光客への思いやりだと気づきました。
旅行が好きで色々な所を訪れますが、おおよそどこも、
村単位、町単位、もっと言えば自分の商売単位であって、
これだけの都会で老若男女を問わず街全体を良くしよう
としている所を私は知りません。
たとえば、公共機関を観光客と一緒に待つときのマナーや、
場所を聞いたときの丁寧な話し方とねぎらいの言葉、
ライバルである同業者の説明、綺麗に掃除が行き届いた道路、
そしてなによりも京都に対する知識、結局、こういった
人とのやりとりが旅の一番の「思い出」になるのです。
ですから京都に行って疲れることはあっても、嫌な思いを
残すことがないので、又行きたくなってしまうのです。
観光地を支えるのは、何も名所や景色だけではなく、
そこに住む「人」の存在が大きいことに気づかされました。
そういえば荒んでいく温泉街が多い中、城之崎は活況を浴びています。
神戸はどうでしょう? 奈良はどうでしょう? そして、大阪は?
東京ディズニーランドと比べ、USJはどうでしょうか?
今秋には国際陸上も開催されます。
「大阪も良い街だ」と声を大にして言いたいものですね。