キーがあれば車は動くのです
2008/03/28 未分類
今日昼、男性二人が来店されました。
車を見に来られた感じではなかったので、
伺ってみると、片方の方が、
「昨晩夜中の2時ごろ、こちらの店の前に車を止め、
隣のコンビニにタバコを買いに入ったのですが、
その僅かの隙にBMWを取られまして・・・」云々。
ということで、もう1人の方は保険会社の調査の方でした。
以前にも、このときは白昼堂々とだったのですが、
慌てて店に入ってこられた方がおられました。
「止めてあったベンツが振り返ったら無くなっている」
あまりの落ち込みように、その後の警察への連絡や、
保険会社への報告などをいっしょにしたことがあります。
お気づきでしょうが、2台共、僅かのこと、
とエンジンをかけたまま車外に出た隙に盗難に遭われたもので、
時間にして数分の出来事です。
「そりゃ盗られるほうが悪い」と言われるかもしれませんが、
コンビニが隣にあるとよくわかるのですが、キーを抜かずに
店に入っていく方は意外と多いのです。
BMWもベンツも、共に盗難の多いヨーロッパ育ちのため、
その防止には特に力を入れており、溝を切ったスペアキーだけでは
エンジンが始動しない、イモビライザーという装置が付いています。
この装置のおかげで、昔の映画のシーンのような
ドアを開け、キーシリンダーを細工して・・・などでは、
エンジンが始動しないようになりました。
では盗るほうはどうするか、、、答えは簡単。
エンジンがかかっている時を狙うのです。
めぼしい車の後をつけ、僅かに車から離れた隙に乗り込み、
後は走り去るだけ。現場に残るは、
こちらも乗り捨てられた盗難車だけ。
これが最近の盗難です。
近い将来、車も指紋認証や虹彩認証になるでしょうが、
それまでは、車を離れる時はキーを抜きましょう。
ずぼらな自分にも言い聞かせながら、、、