『フランクリンの十三徳』
2009/02/05 未分類
以下、メルマガに載っていた話です。
知りませんでしたが、有名な 十三徳 という心構えで、
第十三 謙譲 を読むまでは“日本の商人の心得”かな
と思うほど「和」の心得を感じました。
翻訳されているとはいえ、洋の東西を問わず、
世に讃えられる人の生き方は同じなのでしょう。
===========================
ベンジャミン・フランクリンはアメリカ建国の父の一人である。
印刷工から身を起こし、自らを律して成功した人で、今の米国100ドル
紙幣の肖像にまでなった。その彼が若い頃、生まれながらにもっている
自分の性癖や習慣、人間関係上の欠点などを克服したいと思って、
自ら13個の徳目をピックアップし、自分のために説明文を書いた。
フランクリンは考えた。
一年はちょうど52週間あるので13徳を一週間ずつクリアしていけば、
年間に4回ローテンションできる。
考えただけでなく、若きフランクリンはそれを実行した。
なんと生涯を通じてこれを実践し、自己完成に大いなる役割を果たした。
そんな彼のことを人は、「Self made man(自己啓発の人)」という。
・第一 節制・・・飽くほど食うなかれ、酔うほど飲むなかれ
・第二 沈黙・・・自他に益なきことを語るなかれ、駄弁を弄するなかれ
・第三 規律・・・物はすべて所を定めて置くべし。
仕事はすべて時を定めてなすべし。
・第四 決断・・・なすべきことをなさんと決心すべし。
決心したることは必ず実行すべし。
・第五 節約・・・自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。
すなわち浪費するなかれ。
・第六 勤勉・・・時間を空費することなかれ。
つねに何か益あることに従うべし。
無用の行いはすべて絶つべし。
・第七 誠実・・・いつわりを用いて人を害するなかれ。
心事は無邪気に公正に保つべし。
口に出すこともまた然るべし。
・第八 正義・・・他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして
人に損害を及ぼすべからず。
・第九 中庸・・・極端を避くべし。たとえ不法を受け、
憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。
・第十 清潔・・・身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
・第十一 平静・・・小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に
平静を失うなかれ。
・第十二 純潔・・・性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、
これに耽りて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他に
平安ないし信用を傷つけるがごときこと、あるべからず。
・第十三 謙譲・・・イエスおよびソクラテスに見習うべし
『フランクリンの十三徳』