向井家永続繁栄の秘訣、「家内論示記」
2009/07/30 ちょっとしたお話
会社永続繁栄の秘訣が新聞のコラムにありましたのでご紹介いたします。
向井家の「家内論示記」には、
遵法について、
「天は理のみ、人として能く理に順(したが)う時は、則天に順う。
天に順う者は存(ながらう)べし、天に逆(さからう)者は必ず亡ぶ」
として法を守る事を厳しく律したのである。
特に、博奕(とばく)の禁止は幾重にも厳しく律した。
「夫れ、博奕は天下の禁制、賊に等しき悪党なり、
博奕を慰みと思い、遊玩(ゆうがん)にあらず、慰(なぐさ)みにあらず、
自然に利欲となり、
勝ちて止(や)まず、負けて止(や)まず、
勝ち遂(とぐ)る者はなし、負け累(かさ)なり、
終に身も家も亡(ほろぼ)す、
戒(いまし)むべし、慎むべきにあり」と
博奕の大害を説いて、これを禁じているのである。
(日刊自動車新聞より)