日本では考えられない
2016/09/08 尾崎 由典
先日デンマークの動物園でキリンの殺処分が決まった。
理由は欧州の動物園協会の規則に基づき、近親交配を避けるためとしている。
ここからが日本では考えられない出来事で、殺処分した1歳のキリンは子供たちがいる公の目の前で解体し
ライオンの餌とした事。多くの動物愛好家からの怒号が飛んでいるという。
残忍で無慈悲なこの記事を見たときに思ったことは、これを見た子供たちは何を思い、どう成長していくのだろうか?という事。
ひと昔前に日本の小学校で、飼育していた豚を最後にはクラスの皆で食べようと先生から提案があったという話があった。
当時の小学生たちは、可愛がって育ててきたモノを食べる事は出来ないという意見と普段食べている食肉はどうなるのか?
と意見が真っ二つに分かれ、ペットと家畜の存在意義について議論がなされたモノがあったが
このデンマークの話では何を学べるというのだろうか?
「生かされている」中にも様々な形があり、またそれを管理するものにより「共に生きていく」にも「生かしている」にもなるのだろうか。
命を考えるという事はこの上なく大切で重要なことであると、改めて感じる。
以上尾崎でした。