真骨頂

2005/03/06 植田 茂夫 (毎週土曜日)


みなさん、おはようございます。
早くあったかくなってほしいですね。
「桜」の季節が待ち遠しい今日この頃です。


前回のメッセージで書いたのですが、先週の火曜日、東京から車で帰ってきました。

始発の「のぞみ」で品川経由、川崎へ、そこからBMWに乗り首都高速で港区へ、
カーナビゲーションって本当にすごいですね。初めて行く田町駅前に渋滞を迂回し、
川崎から僅か40分足らずで到着しました。
都心部で車を使う方にとって、カーナビゲーションはもう必需品ですね。

PM1:30、今度はAlfaRomeo156-V6に乗り換え、港区をスタート。
東名高速~伊勢湾自動車道~東名阪~西名阪と乗り継ぎ、途中2度の休憩でPM8:00大阪到着。

日帰りで東京、しかも帰路は車。ということで、かなり疲れるだろうな、、、
などと思っていたのですが、意外とすんなり戻る事ができ自分でも驚きました。

過去に自家用車で福島県から、又、静岡県や山梨県、長野県からも
帰ってきたことがあるのですが、日本車ではもっと疲れたように思います。

それでは欧州車と日本車、一体何が違うのでしょうか?
足を伸ばせば伸ばすほど疲れの差が歴然としてきます。

今回のドライブで改めて感じたことは、

まず長時間、長距離を高速で走る時、運転姿勢を何度も変える必要のないシート形状と材質。
これはやはり椅子の文化から生まれたものですね。
元来畳文化の我が国では、まだまだ椅子に対する重要性というものが希薄なように思います。

次に高速コーナーを速度を落とさずクリアしていく足回りの安心感。
これも渋滞の多い、低速での乗り心地を重視する日本車とは一線を画すものがあります。
仕事柄色々な車に乗りますが、超低速から超高速まで安定した足回りの車には未だかつて
お目にかかったことがありません。
どのスピード帯でセッティングするかは、その国の交通状況と道路状態で決まるようですね。

深いアクセルと息の長い加速。
欧州車は決して出足が良いわけではありません。これも渋滞の中、一瞬の加速で隣りの車の
前に出る、などというような日本的加速は欧州車には必要ありません。
しかしひとたび高速を走り出した時の中高速での息の長い加速は追越しに最適なセッティングです。

最後に重いステアリング。
欧州車のステアリングは相対的に重く、又センター付近で遊び幅が広いのですが、
これも長時間走行をする場合、神経質に修正する必要がなく、力を入れずにまっすぐ
走りつづけることができます。

これらが相乗効果となり、長時間ストレスなく一定の速度で走ることができるのです。
ストレスが減ると休憩時間が減り、スピードを出さずとも、結果到着時間が短縮できるのです。
まさに「時間を金で買う」というヨーロッパの自動車に対する思想を今回実感することができました。

現在最高の高速ツアラーたる、BENZのSクラスとBMWの7シリーズで同じ行程を
走ってみたくなりました。この2台の真骨頂を体験してみたいものです。


それでは又、植田茂夫でした。


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