「新日本様式100選」

2007/02/11 植田 茂夫 (毎週土曜日)


2007年02月11日 (日)
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みなさん、おはようございます。

先週は久しぶりに雨が降りました。
翌朝外に出ると、朝もやが心地よく感じました。

先日、西岡常一さんの匠の話をブログに載せたところ、知人から

「新日本様式100選」→http://www.japanesque-modern.org/index3.html

という選考会のことを教えてもらいました。

日本の伝統文化を現代に生かそうとする動きが国を挙げて
行われているなど全然知らなかったので驚きました。

そしてその設立の趣意書を読んで、

「そやなぁ、これからの日本はそこや!」
「感性をプラスしたものづくりの復活や!」

と一人で納得しては喜んでいました。

この「新日本様式100選」は、昨今の効率やコスト追求ではなく、
日本古来の、たくみのこころ、もてなしのこころ、ふるまいのこころと、
高度な技術や商品力、伝統文化を融合させた、現在の「日本らしさ」、
新しい日本様式の確立を目指す試みだそうで、例えば、日本のトイレの
消音装置に感心する外国人が多いそうですが、これなども日本人独特の
感性が生み出した「日本らしさ」の価値なのです。

ということで、2006年の選考会では53品目が「Jマーク」を取得しました。

王子ネピア株式会社の「リフレッシュレット」は、ウェットタイプの
トイレットペーパーで、さっぱりした使い心地と水で流せる利便性が特徴の
清潔さにこだわる日本だからこそ開発された製品。

三菱鉛筆株式会社の「UNI」は、通常の鉛筆より太く柔らかい芯を使用することで、
筆独特の「トメ」「ハネ」「ハライ」を多彩に表現できる鉛筆。

日清食品株式会社の「カップヌードル」も選ばれています。
世界的にもメジャーなファーストフードとなった同製品には、
日本人ならではの研究心や食文化へのこだわりが見られる食品。

キャノン株式会社の「IXY Digital 80」は、
ディテールに宿る伝統美と操作感。 等々、

53品目いずれを見ても、本来の機能に繊細な「らしさ」
をプラスした日本人にしかできないものばかりです。

「Made In Japan の復活」ですね。

それでは又来週、植田茂夫でした。


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