トヨタの博物館で、
1920-30年代のヨーロッパのスポーツカーを見ました。
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第1次世界大戦後、事故などの問題から街道レースは少なくなり、舞台はサーキットに変わっていく。
航空機の高度な技術を活かし、自動車も一層高性能化していく中で生まれる「グランプリカー」。
いよいよモータースポーツの黄金時代がやってきた。
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そんな中で、「スポーツカーのナショナルカラー」が決まってくる!
これは今も各国のイメージカラーで有り、『ナショナルカラー』として続いている
まずはフランスのカラーは、、、、
そう、『ブルー』、(今もプジョーやシトロエンに多いです)
当時の代表作は1926年『ブガッテイ タイプ35B』
エットーレ・ブガッティの作品のなかで、もっとも有名なタイプ35は量産レーシングスポーツカーとして大成功を収め、世界中を驚嘆させた傑作である。
それはエットーレの独創性から生まれ、レーシングカーの持つ機能美を徹底的に追求し、各部品の調和まで考え、自動車を芸術ともいうべき造形に変えてしまったのだ。
しかもタイプ35は美しいだけではない。ブレーキドラムと一体鋳造したアルミホイールや運動性能の高いシャシー設計などメカニズムの点でも大いに注目できる。
タイプ35Bは、1924年から30年までつくられた35シリーズのなかでもスーパーチャージャーを装備した高性能モデルである
続いては、イギリスの、、、、、、、
もちろん『グリーン』、 (、、ブリッティシュグリーン、、)
当時の代表は1930年『ベントレー4 1/2リットル』
ベントレーはビンテージ期(1920年代から30年代初め)のイギリススポーツカーのなかでもっとも重要な意味を持つ。
1927年からル・マン24時間レース4連勝、1924年の勝利を含めれば、この時期なんと5回もル・マン24時間レースを制覇。
なかでも1928年のル・マン24時間レースで優勝を飾った4 1/2リットルツアラーは、ベントレーでもっともポピュラーなモデルとして力強いジョンブル魂を象徴している。
ビンテージ・ベントレーの特徴は、ハイスピードで長距離を走るために耐久性と信頼性を重視したことから、この時代の他の純レーサーと違って大型ボディと大排気量エンジンを備えていたことであろう。
そして、『赤』、と言えば、もちろん
イタリアですよね!(フェラーリ、アルファ、など)
これは1930年『アルファロメオ6C1750グランスポルト』
スーパーチャージャー付6気筒DOHC・1750cm³の軽快なエンジンで数々のレースに勇名を馳せた6Cは、設計者ヴィットリオ・ヤーノの傑作のひとつであろう。
その戦績は枚挙にいとまがないが、特に知られているのは、公道上のレースとして知られる
ミッレ・ミリアで史上初めて平均時速100km以上で走破し、見事優勝したことである。(1930年、ドライバーはタチオ・ヌヴォラーリ)
古き良き時代、
夢とロマンをたっぷり味わった氏田耕吉でした。