缶ビール冷却, 最も素早い方法は
2010/05/21 ちょっとしたお話
暦の上ではすでに夏。
冷えたビールがおいしく感じる季節になる。
ただ、うっかり冷やし忘れてショックを受けることも。
そこで18.6度の缶ビールを飲みごろの6ー8度に素早く冷やす方法をあれこれ試してみた。
予備調査として、冷蔵庫で冷やしてみると、8度を下回るまで約4時間。
冷凍庫では30分ほどで約8度まで冷えたが、長時間入れておくと凍るおそれもありおすすめできない。
1. ぬれタオルを巻き扇風機で風を送る
水が蒸発する時に周囲の熱を奪う作用に期待したが効果はほとんどなし。
2. 凍らせたタオルを巻く
30分で約10度まで冷えたが、急冷といえるほどの効果はなし。
3、 保冷剤を巻く
20分で約8度、30分で約6度とまずまず。
4. 保冷バッグに缶を入れその上に保冷剤(500g)を置く
これは効果なしだったので、保冷剤を使うなら3.が効果的。
5. 保冷バッグに缶を入れその上から氷(500g)を入れる
30分で9度。
6. 氷水(氷500g+水1L)
5分で約8度、30分で約4度まで冷え、5.に比べ同じ量の氷でも効果は大きい。
7. 氷水(氷500g+水1L)+塩(200g)
氷水の効果をさらに高めるのが塩で、氷水の温度がマイナス2.4度に。そのためビールは5分で約6度まで冷え、30分後には約1度と冷却効果が大きかった。
8. 缶全体を氷で覆う
5分で約6度まで冷えたが、氷を大量に使うので効率的とは言いづらい。
9. 氷の上で缶を回す
10. 氷の上に塩をかけ缶を回す
5分とかからず飲みごろまで冷やせたのが、この9、10、2つの缶を回す方法。缶を回すことで熱を伝わりやすくなる。
9.でも十分効果があるが、ここでも役に立ったのが塩。
10.の方法で5分回すと、ビールの温度もマイナスに。
缶を回すと開けた時に噴き出しそうだが、缶の中の液体はゆっくりと対流しているだけなので、振った時のようにはならない。
ただ、5分も回すと氷の半分は溶けてしまい、ゴム手袋を着けても指先がかなり冷たいので「とにかく冷えた1本を」という時向き。
数本を同時に冷やすなら、やはり氷水が良さそうだ。