吉兆の歴史

2008/06/01 植田 茂夫 (毎週土曜日)


みなさん、おはようございます。
ついに船場吉兆が80年の歴史に幕を閉じました。

勿論一般の方が気軽に足を運べる店ではありませんが、
それでも大阪でお客様を相手に仕事をしてる者にとっては、
非常に重く、残念なニュースでした。

創業者、湯木貞一氏が亡くなってわずか10年足らず、
昨年の内部告発による偽装事件から始まり、
湯木佐知子社長の会見や、今回の使い回し問題、
今後の補償など、誰もが知る日本料理の名店にしては
あまりにもお粗末な終焉で、最近の一連の一般消費者を
相手にした食品偽装とはまた違った、名店の錯覚と
時代錯誤が起こした不祥事だったように思います。

存命中から伝説の人物といわれ、料理人の憧れであり、
世界中のVIPから愛された、吉兆と湯木貞一氏の歴史が、
東京吉兆のヒストリーに載っていました。
           ↓
http://www.kitcho.com/tokyo/top-p/page-fream/histry.html

大阪の歴史と食文化を親しみのある大阪弁で綴った
その会話文を読むにつれ、今回の廃業は残念でなりません。

くいだおれに吉兆、まさに大阪の今を見た思いがします。

    それでは又来週、植田茂夫でした。


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