お願いには「プラスひと言」
2010/09/16 ちょっとしたお話
ちょっとしたことを頼まれたとき、
「ハイッ」と気持ちよく動ける場合と
「エーッ そんなの自分でやれば・・・?」と拒否したくなる場合があります。
忙しいから手伝えないという問題よりも、
相手のちょっとした心遣いのひと言で、違いは生じてくるようです。
たとえば、「そこの資料をとってもらいたい」
「この伝票を経理まで届けてほしい」
「お昼のお弁当、私のも買ってきて」などという時、
突きつけるように
「取ってッ」 「行ってきてッ」 「買ってきてッ」では、
丸っきりの指示命令で、お願いにはなっていません。
その点「今ちょっといい?」 「今大丈夫?」 「悪いけどいいかな」などという配慮のひと言が付くだけで、
「はいどうぞ」と素直に思えるもの。
この心理は誰にとっても同じなのではないでしょうか。
仲間内なら、あまり難しく考えず、「ゴメン、ちょっとお願い」と気持ちが伝われば十分ですが、
先輩など少し距離のある相手には、「恐れ入ります、よろしいですか」を。
そして必ず最後に誰に対しても「ありがとう」を忘れないようにしましょう。
あの人には頼みやすいという良い人間関係は、
毎日のこうした小さなやりとりから生まれる好感が、
コツコツと積み重なった貯金のようなものなのです。
家庭でも、
「お茶」とか「生ゴミ!」のひと言で済ませない。
やってもらって当たり前という感覚を見直して、「今いい?お願い!」と言えたらいいですね。