次世代自動車ばかりが脚光を浴びていますが・・・

2011/01/17 植田 茂夫 (毎週土曜日)


みなさん、おはようございます。

1月14日(金)の BS11  『INsideOUT』

 → http://www.bs11.jp/news/59/ で、

「内燃機関の逆襲 ディーゼルこそが地球を救う」 と題し、

日本の自動車技術、特に内燃機関の今後について議論されていました。

 

石油資源の枯渇や地球温暖化などで自動車産業も

ここ数年ハイブリッドや電気などの次世代自動車ばかりが脚光を浴び

これを抜きに生き残れないような流れになっていますが、

 

これら次世代自動車に多用されるレアメタルも限られた資源であり

需要が増え、価格が高騰し、資源国から安定確保ができないと

製造ができなくなるというリスクを背負っています。

 

資源のある国は海外メーカーの現地生産まで視野に入れ、

このまま海外に生産工場が移ると益々国内の空洞化が加速する。

ということでした。

 

そこで、次世代自動車とともに各メーカーが地道に研究を続けているのが

既存のガソリンやディーゼルの内燃機関の高効率最新燃焼方式です。


メルセデスベンツのブルーエフィシェンシーやブルーテック、

フォルクスワーゲンのTurbo Sparked Injection、

マツダの次世代「スカイジーコンセプト」も同様の考え方です。

 

これらの技術は比較的簡単に造れる電気自動車とは違い

発展途上国ではマネのできない長年の技術の蓄積が必要で、

自動車先進国のドイツでもダウンサイジング+過給器や

クリーンディーゼルの研究を各メーカーが進めています。


確かに最近のヨーロッパの小型車を見ていると輸入こそされていませんが

各メーカー小排気量・高効率ディーゼルエンジンを搭載しています。

 

“次世代自動車とともに内燃機関の逆襲が始まった”

 

知恵をしぼってきた者だけが次の知恵をしぼれるんですね。

 


    それでは又来週、植田茂夫でした。

 

 

 


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