御来光を拝みに
2013/08/22 尾崎 由典
お盆休みを利用し、日本最高峰の地、Mt富士を登山してきました。
1泊2日の弾丸バスツアー。
ひたすら、バスの中では寝る!寝る!寝る!と寝つづけ、富士山の麓に来てまでもバスのカーテンは閉じられたまま、真っ暗の車内で寝続けること約9時間。
要約、5合目に到着。ツアー客の皆さんは目が本気モード。
若干、なめていた私、ザックの中がやたらに軽い。中を開けてみると長袖一枚、タオル一枚。スニッカーズが5本。水500ml,2本。
完全に軽装備。「これはやっちまったなぁ~」と思いながらも、登山開始。
ガイドさんについていき、なんの疲れもしんどさもなく、7合目に到着。
周りを見渡せば、限界寸前で今にも倒れそうな人たちが・・・・・
自分には特殊な能力が備わっているのか?と自分の体力を疑いながら、7合目で4時間の仮眠。
バスであれだけ寝たし、眠たくないないのになぁ~と布団に入れば、ツアー客の中で一番早く寝付いた私。
眠たくないとブツブツ言っていたのにもかかわらず、私としたことが思わぬ失態。寝言まで言う始末。
罰が当たったのか。目が覚めたと同時に激しい頭痛。眩暈。吐き気。
完全に高山病の症状。
「志半ばで、果ててなるものか!」と何食わぬ顔で登山決行。
{※良い子、まともな大人は非常に危険な行為ですのでマネしないでください}
明らかに、前半の登山とは顔色が違う私。
登る度に、胃液が口の中を満たしていく、なんとも悲惨な始末。
自分の体を自分で支配できない情けなさにだんだん腹が立ってきて
登山中ずっと「お前は出来る!よしのり何してんねん!」と自己暗示をかけ続けて、登ること1時間、急に体が楽になり、高山病の呪縛を解き放った私。
まさか高山病に打ち勝てるなんて。
言い伝え通り、病は気からでした。
その後、何の辛さもなく、無事登頂成功。
翌日も筋肉痛にもならず・・・・
さすがにご来光は感動モノでした!出来たらもう一度登ってみたいです。
しかし、あの高山病は一体なんだったのか。
以上、尾崎でした。