くろす岳

2008/03/17 安田 和弘


人の殆ど通らない獣道のような道をリュックを背負って
クタクタになりながら延々と歩き、“もう歩けない!”
と思った瞬間、目の前に緑の草が一面に生えた擂り鉢状の
広大な景色が広がる・・・。
小学生の頃の記憶の中にそんな風景があります。

くろす岳(もしくはくろす山。くろすの漢字は分りません。)
という名前だけはうっすらと記憶しております。

先週金曜日、前回のブログに書いたとおりポスティングの為
子供達と夜の千里山の住宅地を歩いていると3mくらいの
木にキレイな花が少し咲き出しておりました。
桜にはまだ早く、子供達に「多分、梅の花やで。」などと
教えながらそろそろ桜の咲く季節である事を思い出しました。

4月5日は昨年肺がんの為に逝った父親の一周忌となります。
あっという間の一年間でした。

勤勉と真面目を絵に描いたような優しい親父でしたので
家族、とりわけ母親の落胆は今も続いており、
現実を受け入れる事が出来ずにおります。

丁度満開の桜に見送られるように旅立ったので、
今年は桜を見るのが辛いなぁなどと考えております。

そんな父親と小学生の私は日曜日になるといつも
朝早くから弁当を作っては近畿圏の歩いて登れる山という山を
登っておりました。

今にして思うと自分の荷物を背負って子供の足で数十キロを
歩く事で我慢して頑張った跡の達成感や、色々なことを
学ばせてもらったような気がします。

休みが合わずナカナカ実現できませんが、私の子供たちにも
あの風景と弁当の旨さを味あわせてあげたいと思っています。

あの風景がどこだったのか?今はもう聞くことが出来ませんが
なんとか探し出したいと思います。

どなたかご存知な方いらっしゃいませんか?

あの頃鍛えた足腰もかなり衰え(笑)、ポスティングで
山肌の住宅地を歩き回って少々筋肉痛の豊中店の安田でした。


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