2010/09/26 <ベンツ> 修理事例
こんにちは
工場の加藤です。
今回は、ご遠方からのお問い合わせ。
メルセデスベンツW202モデルC200
ドアミラーが、グラグラになったようで、ディーラーY社は新品交換7万円とか。
中古を当たった所、約半値の35000円だが、弊社まで行けばいくらに成りますか?
とのお問い合わせ。
ご遠方なので車検のみのお付き合いとなっていましたが、
たかがドアミラーの修理でここまで往復されるのであれば…
「上手く行けば1万強ですが、見てみないとはっきりとは・・・」
上手く行けると見込んで伺います!との事で、2時間ほどでご来店~。
カバーを引っこ抜き、ミラー本体を取り外し。
へそが飛んでいますようにm(__)m
おへそがポッキリ折れていました。
第一にココの破損が非常に多いです。
おへそを拾ってアロンアルファで・・・は、心配なので、
裏からボルトを飛び出させておへそを再生します♪
この穴↓に入るようにおへそ↓の位置決め
おへその裏から穴を開けて行きます。
まずは小さい穴から大きい穴へ
穴を広げながら、差し込む相手の位置に合わせて行きます。
バッチリ位置が合いました♪
ここまでくれば、後はカンタン♪
入口を、大きいドリルの刃で削って頭の埋まる部分を広げます。
後はタップを立ててネジを切り、長さを図ってボルトをノコで切り落とし、ドライバーでねじ込みます。
これで一応完成なんですが、
ボルトが緩んでおへそが引っ込むと、同じ故障が起こるので、必殺コンクリ固め!
なんとかお茶を飲んで頂いている間に、仕上がりました。
中古品の半額以下でも、丈夫さは負けてません!
この「へそ折れ」以外の部分なら、もっと時間と費用が掛かりますので、
衝撃が加わると、先にココが折れるように柔らかいボルトを入れておきましょう♪
次からはボルトの交換のみでOKデス♪
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2010/09/19 <ベンツ> 修理事例
こんにちは
工場のかとうです。
今回は、メルセデスベンツW123≒280Eのエアコン修理です。
「クーラー入れるとキュルキュル音がする」との事だったで、
「ベルトが緩いみたいなので寄って頂ければ調整しますよ」とお立ち寄り頂くと…
クーラー入れるとギャ~~!とすごい音!見るとコンプレッサーがロックしています!
(めっきり少なくなったヨークのコンプレッサーです。)
急遽入院コース!
コンプレッサーがロックすれば…リビルト(再生品)をと、外して専門店に送るが、
「無理!」と即日返却を食らってしまいました。
新品価格は…20万円!
なんとか直らないかと分解開始♪
クランクケースの蓋を開けると、中からメタルキャップが!
ボルトはひん曲がってぐにゃぐにゃに。
コンロッド側はネジ部分が欠損。
コンロッドは無いにしても、キャップとボルトだけでもと
探し回るが見つからず。
ボルトもネジ山まで特殊で、代替え品が無く、無理矢理修正。
削れや傷の部分を修正して一応元の形に♪
欠損していた部分には、アロンアルファをたっぷりと…
手でグリグリ回してみると、一応は軽快に動いているので、
オイルを充填、蓋をして、車両に取り付け真空引き。
と!ホース取り付け部分からエア漏れ発覚!
オーリングを取り換えて再度真空引き。 真空OK!
クーラーガスを入れ、いざスイッチON!
効いてます。涼しいです。静かです。
しかし、あの部分は高回転にも耐えれるのか!?
試乗スタート! 先ず先ず良好♪
大通りに出て、いざ!アクセル全開!
ロック時に、いつでもクーラーコンプレッサーを切れるように右手はクーラースイッチへ!
(全開ストレートでエンジン焼きつきクラッシュを回避するライダーがクラッチに指をかける如く!?)
高回転でも快調です!
涼しいです!
静かに回っています!
が、保証が出来る仕事ではありませんので、
出来るだけ高回転は避けて、「労わって」あげながら、ご使用下さいm(__)m
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2010/09/12 <国産車> 修理事例
こんにちは
工場のかとうです。
今回は、久しぶりのクラッチ滑り♪
って、遠方で滑ってしまい大変だったようです。
(ちなみにこの日は三菱キャンターの車検も入庫して、トラック屋さん状態…)
引き上げてきたら、まずはジャッキアップ~♪
そして、ミッションの取り外し~♪
クラッチを取り外してみると…
ディスクが擦り減っている!!!というレベルでは無いですね(@_@;)
ここまでディスクが飛んだ状態は、初めて見ました。
右の方に、かろうじてディスクの破片が残っています。
が、この破片では車をピクリとも動かすことが出来ませんでした。
この辺の作業は、弊社「顧問」の得意な分野で、若手を引き連れ、
ドロドロに成りながら、「生き♪生き♪」と仕事をしてはりましたw
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2010/09/05 <国産車> 修理事例
こんにちは。
工場のかとうです。
今回は、この暑さには耐えきれない、エアコン修理を。
エアコンの風が全く出ません。
モーターが全く回らず。
ではモーター交換。
これがなかなか奥地に付いております。
まずは、インパネの取り外し。
ハンドルを落とした奥に、エアコンのユニット。
その奥に風を送りだすモーターが。
こいつを取り換えてあげれば、エアコンの風が出る~!
しかしこの夏場の作業。
熱いエンジンルームや、マフラー、足回りより、
エアコンの無い室内作業が一番堪えます。
しかしその分、第3の味も格別!
あと僅かのこの暑さを満喫しましょ~=3
2010/08/29 <国産車> 修理事例
こんにちは。
工場の加藤です。
夏バテしていませんか?
僕はお盆休みに5キロ程増量してしまいました…
会社から、お中元を分けてもらった「第一のビール!」
久しぶりのビールにテンション上がり、スーパーで見つけたおつとめ品。
エネルギーも使わずにこんな生活していたら、そら太りますね。
お盆明けからは摂生して?ダイエット食。
柚コショウ+味ポンが結構イケます。
しかし食前⇒食後で3キロ重くなると言うことは・・・…?zzz
今回は、車検でご入庫頂いた、マツダ・デミオのリヤブレーキ点検を。
ちょっとこの車は他の車と、分解方法が異なります。
リフトアップして、通常ならタイヤを外す。
そして、通常なら真ん中のナットを外すんですが、
この車の真ん中のナットは見た目からちょっと変わっています。
普通のナットがついていたら、迷わず外す所ですが「ん?」と思わす特殊形状。
マニュアルにも親切に記載されています。
車両の内側、スプリングの隙間からホーシングをみると、裏から4つのボルト。
こちらを外すと、
土台ごと、ドラムが外れてきます。
そして、車両側ブレーキを点検
いつも有るはずのシャフトがセンターに無い!
ので、見た目スッキリ?
今回はホイールシリンダーの漏れも無く、
ライニングの残量も問題無かったので、清掃、給油で終わったんですが、
ホイールシリンダー分解カップキット交換や、ライニングの交換となると…
てこの原理で、いつもドライバーをひっかけている真ん中の棒が無いので、
作業に手こずりそうです。
2010/08/22 <ベンツ> 修理事例
こんにちは。
工場のかとうです。
今回は、親切に細かい部品を供給して頂ける、
メルセデスベンツのドアミラーの内側の護謨交換にて!
以前の車種から、ドアとミラーの間にはゴムが使われていて、
年数がたつとどうしてもそのゴムが劣化しますね。
では、そこのゴムを交換するのですが、なかなかこんな部品だけ
供給してくれるメーカーも少ないです。
以前の手動式や、電動格納初期のドアミラーでは、ビスを3本程取り外せば、
簡単にミラーが取り外せて、ゴムもすぐに入替出来たのですが、
旧型となったSクラス(W220)では、配線がドアの内部まで通っているので、ちょっと難儀です。
今回も、ゴムは930円と、良心的価格で届きましたが、
交換しようとすると、ドアミラーの長い配線を抜き取るために、
まずはドアライニング(内張り・トリムボード)の取り外しから。
・・・
この、ドアの内側の内装品を取り外そうとすると、
標準作業時間は1.6時間(1時間36分)必要となります。
「部品は千円程ですが、作業料金が一万円以上掛かります」
って、理不尽な話ですよね。
そこで、お客様から「勉強して、やっといてよ♪」とのご指示が…
勉強が苦手な僕に!!!
勉強は苦手ですが、手抜きと細工は得意?です。
まずは、ドアライニングはそのままで、
ミラー本体を車両から外し、配線はそのままで、
古いゴムを、はさみで切って脱がしてみました♪
気持ちよく朽ち果てています。
まぁ、捨てるもんなので気楽に取外し、
供給部品と見比べ…
「ん?やたらと、真ん中の開口部が広くなっているなぁ。。。」
しかも新品のゴム部品。
もしや?と、指で引っ張ってみると、結構伸びて広がります!
しかしドアミラー全てをくぐらすほどは、広がらないので、
内部を少々カット!
ぎゅううっと、指で開口部を広げながら、
慎重にミラーの先から、モーターを交わし、
(頭の中では常に「ちぎれたら930円弁償せなアカン!」)
ウィンカーを通り抜け、格納ヒンジ部分をクリア!
無事に、内部を分解せずに取替完了!
掛かった時間は、一つ目10分、二つ目3分少々…
ですが、冷や汗料金として、30分ぶん程の作業費用を頂戴します♪
新品部品をはさみでカット!してしまいましたが、
見えない所で、取り付け、機能に影響が出そうにない部分ですので、
工賃還元と言うことで♪ m(__)m
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2010/08/15 <BMW> 修理事例
こんにちは。
工場の加藤です。
今回は、BMW E38のエアコン風量トラブル編にて。
クーラーの風が止まる!
朝一OKだけど、再始動すると、風が出ない!等の場合には
ブロワモーターの回転速度を換える抵抗器「レジスター」が
悪くなることが多いのですが、このE38はなかなか取り替え難い所に付いております。
まずは、インストルメントパネル(ダッシュボード)の取り外し…
すると、真上のど真ん中に、すっぽりと収まっています。
この真ん中の、配線が数本入った部品です。
外してみると、
見た目も価格も大した事の無い部品ですが、
取り換えるのが、なかなか難儀です。
せっかくここまで分解しているんですから、動いていても、
ブロワモーターも一緒に交換しておきましょ~♪
僕たちが「もう一回インパネを、外すのが邪魔くさい」訳ではなく!
お客様に「2回同じ工賃が掛からないように」という配慮ですのでm(__)m
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